金現物売買のタイミングはチャートだけの判断ご法度

投稿日:

2627 Gold

 

昨年からゴールドを
買い増している中国。

中国に関わらずですが
各国公的機関が昨年から
購入している状況。

中でも中国は購入量が
抜き出ていることもあって
注目されています。

 

昨年の金価格上昇は
ウクライナ情勢に金融破綻、
といった有事もありましたが
公的機関による需要も
底上げとなった要因。

以前のブログでも書きましたが
中東や中国での需要が高く
公的機関による買い占めが
高値を支えてきました。

 

公的機関が購入すると
基本的には何かない限りは
売却されない動きとなります。

市場に流れなくなるから
金価格も底固めされた
…といっても過言でなく
今年も同様の傾向。

 

なんだかんだで今年も
昨年に比べると大きな相場の
落ち込みはありません。

むしろ、イスラエル絡みの
中東リスクが高まったために
上がってきてはおります。

有事のほとぼりが冷めても
一向に価格が下がらない金市場は
まさに公的機関による需要が
一因となっているということ。

 

2023年9月末時点で
世界の公的機関の金保有量を
チェックすると中国は第7位。

しかし、4位~5位の
保有量はそこまで差はなく
約120tぐらいのもの。

毎月約20tペースで
購入している中国からすると
4位に入っても遜色ないペース。

 

ちなみに第3位は
国連の専門機関でもある
IMF(国際通貨基金)。

IMFの保有量は約2,800tなので
約2,200tを保有している
中国にとっては全然射程圏内に
ある状況ではあります。

現状の購入ペースでは
2025年にはIMFに追いつき
世界第3位の金保有国として
君臨しそうではあります。

 

自国通貨である元、
そしてゴールドを貯めて
ドルへの対抗を目論む中国。

ドル国債を処分して、
この元とゴールドを持つことで
金融情勢の一角を狙っているワケで
購入ペースが落ち着くかどうかは
何とも言えない状況です。

中国がその方針のまま
突き進んでいくとなると
金価格もなかなか落ちにくい
…そんな感じとなりそうです。

 

 

チャートだけでは読み取れない

先日インゴットを売却に
ご来店された方と話をしたのですが
その方はテクニカル一筋な方。

持ってたインゴットは
贈与されたものだったので
自身で買ったものではなく
ここ最近の高値で売却を決意。

そう決心された背景は金価格の
チャートだったようです。

 

株式投資やFXといった
投資をされていたその方は
これまでもチャートを見て
売買をされてきた方。

あまりマイナスとなったことが
なかったようで、チャート重視での
投資経験が長かったようです。

で、上がる一方となっている
円建て金相場のチャートを見て、
今後は下がるだろうと予想して
売却に踏み切ったようです。

 

”この数年間上がりっぱなしじゃけ、
あとは下がるしかないでしょう!”
という言葉が印象的でした。

確かに現時点では高値なので
売るタイミングとしては私としても
申し分ないとは感じた次第。

ただ、チャートだけに
依存するのはゴールドに関しては
あまり向いてないかなぁ
…というのが私の持論。

 

ゴールドに関していえば
メインはファンダメンタルズ、
タイミングをテクニカルで
というのが推してはいます。

信用リスクが低いゴールドは
株式のように企業依存がなく
通貨のような発行体がないので
いかんせん様々な要因が絡む商品。

チャートである程度の
投資家の考えを読むのアリ
…ではあるかもしれませんが
やはり世界の動きを知ることも
重要ではないかと思います。

 

ゴールドといっても
先物やETFの形式で短期的に
売買するならばチャートに
張り付くのもありとは思います。

ただ、少なくとも現物ならば
あまりオススメはしませんね。

ゴールドは長期運用目的ですが
中でも現物や先物・ETFより更に
長期向きな商品ではあるので。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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