リセール目的の金貨とそうでない金貨？！

1830 Gold

世界三大高級時計ブランド
パテックフィリップ、
ヴァシュロン・コンスタンタン
そしてオーデマピゲ。

時計の知識がないときは
これらの名前をあまり知らず
ロレックスこそ最も価値が高い
ブランドだと感じてました。

この3つのブランドが
世界三大と言われているのは
長い歴史と高い技術力によるもので
格式が高いためでもあります。

で、先日お客様から
その中のひとつである
パテックフィリップの商品で
引き合いをいただきました。

弊社は正規取引店でないので
並行輸入を揃えている卸業者へ
確認するのですがその値段に
驚愕してしまいました。

以前、ロレックスに関しても
注文をいただいたことがあり
そのときも定価以上の仕入れが
当たり前の高額取引でした。

ですが今回のパテックは
それ以上で桁が変わるほどので
世界が違うな！と久しぶりに
感じたこととなりました。

さすがは世界三大時計、
もはや身に着けるものでなく
資産として持つべき物
…という実感を覚えました。

ちなみに扱っている
仲の良い同業者に聞くと
基本的にパテックフィリップは
実用性よりも富裕層のための
リセールバリュー目的の商品。

再販価値が高い商品であり
ロレックスよりもその価値は
かなり上のグレード。

何百万円で購入しても
何千万円で売れてしまう…
そんな世界であるワケです。

そのため、通常商品なら
まだしも限定商品ともなると
一見さんの購入はほぼ不可能。

リピーターであったり、
ツテがないとそもそも
お金があっても買えないよ
…という世界だそうです。

ウチも時計は扱ってますが
まさに住む世界が違うってのは
このことかと感じた次第です。

一部の金貨もリセール狙い？！

金価格は昨年の最高値更新以降も
今までに比べ高い水準のまま
維持している状況にあります。

そんな状況もあってのせいか
金製品の買取が本当に多く感じる
今日この頃ではあります。

そして、買取が多いってことは
それだけ多くの金製品を目にし、
お客様との接触も増えるということ。

接客で話をする中で
”えっ、こんなにするんですね？！”
と言われる方もいれば
”あら？もっと価値があるかと思った！”
なんて思いが分かれることもあります。

それを如実に感じた金製品が
まさに金貨でした。

資産用として扱われる
ウィーン金貨ハーモニーや
メイプルリーフ金貨などの
地金型金貨は価格を調べやすく
ググれば現在価格がすぐ出ます。

しかしそうでない記念金貨や
アンティーク金貨というのは
過去の値段しか見つけるのが難しく
現在の相場に併せた値段ってのは
ネット上でほぼ見つかりません。

なので、店頭へ持っていったり
LINEや電話、メールのやり取りで
見積もりを出してもらうことが
最新の情報を知る術になります。

特に資産目的でない金貨は
デザイン料や型代など製造コストが
多くなってしまうので購入時に比べ
売却額は安くなってしまいます。

そのため、購入金額を知ってると
買取での見積もりにおいても
”あれっ？こんなもんだっけ？”
…と感じる可能性もあるワケです。

贈与や相続で受け継いだ物なら
そこまで思う方は少ないでしょうが
自身で購入したのであれば、
特にそう思うケースは多くあります。

金貨の中でも記念金貨や
アンティーク金貨というのは
材料だけでないコレクションとして
価値を持つ収集型の面を持ちます。

場合によっては思いもしない
金額になる可能性を秘めた
面白い商品でもあるワケです。

ただし、それを見極めるには
需給を把握するための知識や
真偽を定める目利きも必要で
なかなか難しいところ。

金市場の動向で単純に
買い時売り時を判断するなら
資産用の地金型金貨が
手っ取り早いってことです。

コレクション性の高い
収集型金貨はそれこそ冒頭の
ハイブランド時計のように
リセール目的ってことですね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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