安全資産であるハズの国債が牙をむく日

投稿日:

3680 Gold

 

先月末の東京債券市場において、
長期金利の代表的な指標となる
新発10年物国債の流通利回りが
一時3.115%にまで上昇しました。

これは実に1996年8月以来、
約30年ぶりとなる歴史的な高水準。

 

この日本国内での金利上昇の背景は、
海の向こうであるアメリカ・ニューヨーク
債券市場からの強い波及効果が一因。

前日のニューヨーク市場では、
米国の10年物国債の利回りが
5.2%台という約19年ぶりの
水準まで急上昇しました。

さらに、最も償還期間の長い
30年物国債の利回りも一時5.5%台に達し
こちらも2004年以来の高水準を記録。

 

なぜここまで急激に金利が
跳ね上がっているのでしょうか?

米国市場では、これまで
下落基調にあった原油先物価格が
再び上昇に転じていることもあり
”インフレが再び加速するのでは?”
という強い警戒感が広がってます。

このインフレ懸念を受け、
米連邦準備制度理事会(FRB)の
フィラデルフィア連銀総裁なども
”インフレはしぶとく高止まりしている”と発言、
追加利上げの可能性を示唆しました。

 

さらに見過ごせないのが、
アメリカの財政支出拡大への懸念。

こうした複合的な不安要素が重なり、
投資家が一斉に国債を売りに走った結果
債券価格は下落し、利回りは上昇。

今回の歴史的な金利急騰劇が
引き起こされているのです。

 

金利の上昇は一見すると預金者には
プラスに思えるかもしれませんが、
経済全体という大局観で見れば、
決して手放しで喜べない状況。

インフレの象徴でもあり、
安全資産である国債の価格が
下がっているのですから。

 

安全とは言えなくなった国債

 
金利が上がるという現象は、
私たちの社会にどのような影響を
もたらすのでしょうか?

最もあり得る話で恐ろしいのは
借り入れコスト(利払い負担)の
急激な増加です。

これは一般家庭のローンや
企業の設備投資に限った話ではありません。

 

国債を発行して莫大な借金を抱える
国家そのものの財布事情を、猛烈な勢いで
圧迫することを意味しています。

特に現在のアメリカは、歴史的な
規模の財政赤字を抱えており、利払い費だけで
年間1兆ドルを超え、国防費すら上回るほどの
異常な規模に膨れ上がっています
。

 

それにもかかわらず、
インフレを退治するために更なる利上げを
行わざるを得ない状況は、自らの首を
絞めるようなもの。

ある意味で非常に危険な状態に
陥っていると言えます。

 

ここで直視しなければならないのは、
安全資産の代名詞であった国債ですら、
もはや絶対的に安全とは言いきれない…
という誰も意識していなかった問題。

国家の借金が膨張し、
利払い負担が限界に達すれば、
最終的には紙幣(ドルや円)を大量に
増刷して借金を薄めるしか道はなくなります。

米国や日本の双方で財政赤字が拡大し、
際限のない紙幣増刷が行われれば、当然ながら
ドルや円といった通貨そのものの信認が大きく
低下するのは分かっていることですから…。

 

では、国債というペーパー資産の信用が
揺らいだとき、他に頼るべき安全資産は
あるのでしょうか?

その究極の受け皿となるのが、
実物資産である金(ゴールド)です。

”ドルは刷れるが、金は刷れない”という
絶対的な物理的真理に支えられた
稀少性と不変性を持つ資産、それが金です
。

 

いかなる国家の負債でもない
無国籍通貨であるため、
特定の国の財政破綻や国債暴落の
リスクと無縁でいられます
。

金は利息を生みませんし、
短期的に大きく儲けるための
攻めの投資対象ではありません
。

しかし、通貨の価値が目減りし、
安全だと思っていた国債にすら暗雲が
立ち込める今のような時代において、
自らの財産を守り抜く代替資産としての
役割は極めて重要です。

 

とはいえ、すべてを金にする
必要はありません。

しかし、有事やインフレの足音が近づく
不確実な時代だからこそ、ポートフォリオの
一部に金を組み込んでおくこと。

これはこれからどんな荒波が来ようと
資産の底固めをする対策になりますので。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(10/2)の貴金属価格(9:30価格)】
 ゴールド:23,482円/g(-138)
 プラチナ:9,857円/g(+5)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)

 

無料見積もり

ナカオカのLINE@登録し、
画像を送付頂ければ、
来店不要でお見積もりできます↓↓

 

メルマガ登録フォーム

登録は以下の画像をクリック↓↓

 

【株式会社ナカオカ】

住所:広島市中区堀川町5-10(金座街)
TEL:082-246-7788
営業時間:10時~19時(水曜定休日)
HP:https://nakaoka-inc.com/

  • B!