安全資産の認識は国債よりも金（ゴールド）が強い？！

2470 Gold

先日、電話でこんな
相談を受けましたね。

今持っている国債を売って
ゴールドに買いたいのですが
どう思いますか？

数年前に国債を購入したけど
利息が思ったほどつかず、
それならばゴールドの方が
いいのではないか…ということで
受けた相談でした。

その方が持っていた
国債の利息は約0.2%ほど。

もちろん利息が発生するだけ
資産としてはいいのですが
それだけしかないとインフレに
とうてい追い付けない。

だから、それならインフレに
比例して上昇しやすいゴールドで
持っておいた方がいいかな…と
感じた上での相談だったのです。

これまでゴールドなど
現物資産はもちろん貴金属自体に
手を出したことが無いってことで
色々と説明させてもらいました。

するとやはりここ数年の
金価格の高騰を知った上で
目を付けられたようです。

インフレが起きてしまうと
ゴールドの価格も比例しやすい
という特徴は確かにありますが
100%そうとは言い切れません。

そして、金価格と言っても
海外のドル建てと国内円建てが
あるワケで日本で買う以上は
為替の概念も重要となります。

と、結果的に高騰した
ゴールドの世界ではありますが
その裏側の話などミッチリと
お話させていただきましたね。

ですが、当初の決意は固く
国債を売ったお金でゴールドを
購入しに来店するという結論。

それだけ国債よりも
ゴールドの方が魅力を
感じたのでしょうかね。

国債よりもゴールド？！

国債と聞くと政府発行商品で、
定期的に金利ももらえるため
手堅い資産ではあります。

主には金融機関などが
持ち主ではありますが
個人向け国債などもあるので
国民が買うことも可能。

なので今回のお客様みたい
資産運用の一環として持つ方も
意外といらっしゃいます。

しかし、その国債というのは
政府が発行するものというように
国の信用力と金利に左右されるもの。

発行している国の景気が落ちたり
金利を低く設定されてしまうと
需要が下がるということです。

お客様がなぜ売ったかというと
金利が微妙だから他で持ってた方が
ということだったワケです。

ただ、もうひとつの背景として
国債もゴールドも長期運用向けだから
というのがあったようです。

同じ長期運用向け商品であるなら
相場の高騰に期待できるゴールドの方が
全然マシじゃないか…と思われたのです。

ゴールドは現物で保有する間は
金利が発生しないので、その分の
利益は発生しませんが、それでも
相場の高騰に期待されたワケです。

ゴールドの説明をする上で
お客様に最も響いた特徴が
・作ることができない
・地球上での産出量が限定的
という物でした。

国債はいくらでも発行できるけど
（厳密には上限がありますが…）
ゴールドは発行することができないので
自然な時間の経過の上では価値が
高まりやすいということ、

金利といっても確かに
投資できる金額が少ないとそれだけ
もらえる量も減ります。

そんな金利に期待できないなら
ゴールドの高騰にお金を掛けるのも
悪くない選択だったかもしれませんね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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　ゴールド：9,716円/g（-12）
　プラチナ：5.078円/g（-10）
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