時間の経過により価格が下がる金

1539 Gold

県外の友達から
「広島行くから…」と
突然の招集が掛かったので
急遽ディナーをば…。

で、何か食べたいものは
あるかね～ってところで
返ってきたのが「牡蠣」。

ということで広島といえばの
牡蠣料理になりました。

牡蠣料理といっても
生牡蠣にカキフライ、
焼き牡蠣に牡蠣鍋など
実は意外とあります。

が、今回は私の
一押しでもある生牡蠣に
決定しました。

実は牡蠣料理にはこれまで
何度もあたったことがあり
未だお店によっては
胃腸炎になりやすい食材。

そのせいか牡蠣だけでなく
甲殻類全般が苦手に
なってしまいました…。

ではありますが、
一年中生牡蠣を提供し、
かつ絶対にあたらない！
と豪語するお店があり、
そちらとなりました。

去年行った時には
広島県産以外の牡蠣もあり
生牡蠣とワインだけで
かなり楽しめました。

牡蠣が出荷される時期は
10月から5月にかけて。

一番ぷりっぷりで
濃厚なのは4月以降なので
時期的にちょいと微妙。

しかし、そのお店は
一年中、生牡蠣しか料理を
提供していないので何とか
なるかと思い選んだ店。

ってことで訪れると
広島産しかなかったものの
年数により異なる4種類の
生牡蠣がありました。

牡蠣は産卵時期に
ホタテ貝の殻を海に吊して、
種（卵）を付着し成長させます。

その年数が通常であれば
1年から2年物がほとんど。

ですが、その年数の違いで
濃厚さであったり、塩味など
全然味が違います。

相変わらず生牡蠣しか
食べませんでしたが
味と時間共に濃厚でした(笑)

時間が経過しても…

そんな時間の年季で
名前が変わる生牡蠣。

時間軸によって、
名前だけでなく味や
料金が変わるのも醍醐味。

先日も純金バーをご売却に…と
来店されたお客様とこんな
やり取りがありました。

このバーを売却したいんですが、本日だとおいくらになりますか？

はい、かしこまりました。
ブランドや純度、重量などを確認するので少々お待ちください。

数分後…

こちらのバーのブランドは現在製造されてないものでして田中貴金属のバーとは買取価格が異なります。

えっ、そうなの？
何年か前にお宅で見積もってもらったときは田中貴金属と同じ買取価格って言われましたよ。

そうなんです。こちらのバーを作った企業は当時流通してましたが、現在は製造しておらず流通してないブランドになりますので…

金（ゴールド）の価格は
市場や為替によって日々
変動する商品です。

しかし、この度のように
製品化されたものだと
条件次第で同じ純度重量でも
値段が下がることはあります。

この事例ではバーでしたが
これは地金型金貨（コイン）でも
ありえることです。

造幣局が製造する
地金型金貨も製造や販売を
中止してしまい流通しないと
買取価格が下がるのです。

そのバーやコインを
製造している団体が
いつ発行を止めるかは
なかなか予想がつきません。

企業の規模、創業年数や
社会的立場、信頼性などで
長持ちしなさそうな雰囲気を
感じることも無理ではありません。

もちろん、中身素材が
金（ゴールド）である限り
価値が無くなりはしません。

しかし、売却するときに
思っていたよりも値段が
下がってしまわないように
するためにもブランドは
重要な要素となります。

今は大丈夫でも
数年後にも大丈夫な
ブランドであるのか？

ここは気にした方が
良いかもしれませんね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you.

【本日(11/21)の貴金属価格】
　ゴールド：6,937円/g（+40）
　プラチナ：3,573円/g（+35）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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