2338 Gold
今月は1年ぶりに
金小売価格が高値を更新。
4月に8,969円/gをマークして以降は
よもや9,000円/gを超えるか
…というタイミングもありました。
しかし、その相場を
超えることはなく、ただ
高値で踏みとどまる状況が
昨年は続いた感じです。
ただ、昨年と今年では
この最高値の状況がちと
違う部分があるんです。
というのも日本国内の
円建て金相場というのは
海外金相場にドル円為替が
絡んで打ち出された価格。
どういうことかというと
海外金相場が高かったとしても
ドル円為替が円高傾向となれば
円建て金相場は下がります。
逆に海外金相場が高いときに
円安傾向となれば円建て金相場は
上がる動きとなります。
つまり、海外金相場と為替の
バランスで円建て金相場が
成り立っているということ。
で、今年の円建て金相場が
高値を更新した状況ですけれども
海外相場と為替のバランスが
去年とはほぼ同じ状況。
どう違うかというと
昨年はドル円為替が円安傾向で
影響したのが大きかったのですが
今年はその逆で海外相場の上昇。
この1ヶ月ほどは為替が
落ち着いており大きな動きを
見せてないため、海外金相場の
上昇で今回は高値をマーク。
もう少し砕けて話すと
昨年は日本の情勢によるもの
大きかったのですがそれが
今年はそうではないと。
金価格自体の値段が
大きく影響したワケです。
結果としてみると
価格に変わり無いけど
そこに辿り着くまでのプロセスが
違うってことですね。
1月下旬の金価格値動き
2023年に入ってからは
金価格はなかなかの上り調子。
その背景となったのは
昨年の円安ではなくて、
海外金相場によるもの。
この1月はドル円為替だと
円高傾向となったので金価格の
上昇を後押しすることがない
月となりましたね。
ではなぜ海外相場が
今月は上昇したかというと
経済指標が良い数値でなく
インフレの懸念が出たため。
そして、もうひとつ深刻な
問題としてこれが挙がりました。
それは
アメリカのデフォルトリスク
まさかアメリカが…ですが、
まさにそのアメリカですよ。
昨年12月にアメリカで
債務上限問題が発生。
この問題というのはアメリカ政府が
国債を発行することで借金可能な
債務残高が上限に達するというもの。
債務残高が上限に達すると
新しく国債を発行できなくなり
債務不履行(デフォルト)に陥ります。
そのため、この上限に近づいても
上限を引き上げることで何とか無理やり
債務不履行を回避することはできます。
この債務上限問題は
今までも2年に1度はあったので
ある程度予想できたもの。
これまでも色々な政策を行い
何とか回避してきたことがありますが
ここ最近はとあるアメリカ事情で
深刻化しつつある状況。
それはねじれ議会でして
民主党・共和党の足踏みが合わず
上限の引き上げが困難というもの。
両党で債務上限の引き上げを
合意できない限りは解決が難しく、
その兆しがない状況となってます。
こういった背景が積み重なり
将来への不安感から今月は海外相場が
ジワジワと上がっている状況。
昨年はドル円為替に振り回され
今年は海外相場に振り回され…
相変わらず金価格変動を追うと
色んな情報が交錯してくるので
面白いところではあります。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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