2896 Gold
円高でドル円為替が
1ドル140円台に突入し
円建て金相場も下落。
しばらく続いていた
13,000円/g台を下回り
購入する人が増えている。
そうでなくても購入者は
多かったのですが、そこへ更に
拍車をかける形です。
安くなったら買う
という構図は当たり前だが
今回は円高という背景が
重きを置いている。
なぜならば円高も
またそのうち円安へ戻り
金相場も元通りになる
と睨む人が多いため。
いくら日銀による金利の
利上げが影響してるとはいえ
ほとぼりがそのうち冷めるもの。
特にアメリカ大統領選で
トランプ氏が勝ったとしたら
円安になると踏んでいる人が
多いためだ。
トランプ氏は以前
円安に進み過ぎている…
といった旨の発言を行った。
そして、その直後に
円高に動いたことはあれど
基本的に彼の政策はインフレに
流れそうなものが多い。
アメリカライクなため
政策の中でも関税の引き上げは
徹底的に行いそうではある。
関税を引き上げるということは
アメリカ国内で販売するに当たり
仕入の金額が高くなるということ。
そうならば物価が上がるのは
当然の結果ではあります。
まだ大統領選までは
時間があるし、どう転ぶか
分かったものではありません。
ただ、リスクはそれだけでなく
中東やウクライナ絡みのものも
まだ顕在化していないもの。
どうなるか分からないから
円高に振れた今のうちに
買っておこうという方が
多い状況ってことです。
7月に比べるとだいたい
500円/g～1000円/gほど
下がってきた8月の相場。
1か月前に比べると
お得感を感じて買い増す方も
少なくはないですね。
ピークは7月なのか…
毎月1週目に発表される
アメリカの経済指標では
予想を下回り低調結果。
その結果、若干上昇を見せ
FRBパウエル議長は利下げに
慎重な姿勢ではあったものの
CPI（消費者物価指数）が下振れ。
利下げの期待感が高まり
ドル安基調、長期金利が低下し
ドル建て金相場は上昇。
そんなときにトランプ氏が
襲撃される事件が起きたため
先行き不安感が先行したことで
ドル建てを押し上げることに…。
ただ、同氏は行き過ぎた
円安ドル高に対して懸念を
打ち出したことで為替は
円高傾向へとシフトした。
バイデン大統領が次期選挙に
出馬しない方針を打ち出し
トランプ色が濃くなったのも
円高シフトの一因となった。
下旬にはそのまま円高の
影響を受け円建て金相場は
引っ張られる形で下落。
月末には日銀が金利利上げを
決定したことによって円高を後押し。
ドル建て金相場は最高値に近い
2,400ドル/ozを行ったり来たり
という状況が続いていたのだが
ドル円為替に引っ張られる形の
1ヵ月となってしまった。
為替はプラチナにも影響し、
円高の進行につれて、
プラチナの円建ても下落。
一時は6,000円/g台に
迫る勢いを見せたものの
5,000円/g台を切りそうな
動きを見せた7月でした。
ドル建てのレンジは
900～1000ドル/oz辺りなので
この間か下回るようなら買い
と踏んでる人も多いようです。
ヨーロッパ圏はここ数か月
あまり良くない経済指標でした。
ただ、GDPが徐々に良くなり
景況感が横ばい状態であり
イギリスとドイツ以外は
景気も拡大しつつある状況。
欧州中央銀行（ECB）は
7月の理事会で金利を据え置きと
判断したが市場の予想では年内に
利下げを行うものとなってます。
需要の都合上、
ヨーロッパの景気影響を
受けやすいプラチナ。
為替が邪魔をしなければ
プラチナ自体の価値はあまり
落ちることなさそうです。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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