現在は製造中止となり販売されてないプラチナコアラコイン

2895 Gold

珍しいプラチナコインを
先日目にしました。

画像では見たことが
あったのですが実物で
見たのは初めてのもの。

そのコインのデザインは
誰もが知る動物コアラが
刻印されたもの。

コアラと言えばもちろん
オーストラリアを連想しますが
まさに同国のパース造幣局発行の
プラチナコアラコインでした。

なぜ珍しいのかというと
このプラチナコアラコインは
現在発行されてないため。

コアラ金貨やコアラ銀貨は
現在も発行されてますが
プラチナコインの発行期間は
1988年から2000年の間のみ。

流通量が少ないので
あまり見かけることもなく
珍しいと感じた次第。

パース造幣局が発行する
プラチナコインといえば
プラチナカンガルーコインが
現在は有名なところ。

コアラもカンガルーも
オーストラリアを代表する
動物ですがコインでは
カンガルーの方が流通量が多く
人気ということ。

期間限定の発行でしたが
カンガルーと同様でコアラの
デザインが毎年異なるもの。

今回お持ちになったのは
1ozサイズではあったのですが
このプラチナコアラコイン。

実は過去にもっと大きなサイズが
販売されていたコインなんです。

そのサイズは1kgでして、
インゴットではよくあるけど
コインでこのサイズはあまり
見かけないものではあります。

1991年に発行されたのですが
当時は世界で最も重い資産用コイン
ってことで販促目的に製造。

とはいえ思った以上に
販売されなかったこともあって
現在は発行されていない状況。

そんな珍しいコインに
出会うことができたので
良かったです。

流通量の多さ＝安定価格

毎日貴金属の買取を
行っていることもあって
様々なコインを目にします。

ほとんどの取引は
資産用として需要の高い
ウィーン金貨ハーモニーや
メイプルリーフ金貨といった
地金型金貨です。

しかし、先ほどのような
プラチナコアラコインのように
珍しい物もあります。

そんなコインの買取で
よくいただく質問というのが
”これって素材価値以外の
付加価値ってありますかね？”
といったものです。

コインでそのような
付加価値を求めるとならば
アンティークコインが該当します。

で、このアンティークコインは
種類がたくさんあり過ぎるので
どのコインが当てはまるかというと
羅列するのは難しいところ。

ただ、一つの定義として
100年以上前に発行されたもの
とされております。

往々に言われてるもので
こういったものだという明確な
定義はないのですが、これが
ひとつの指標となってます。

となるとお持ちのコインに
付加価値が発生するかというと
判断しやすくなるかと思います。

100年前というとそれこそ
コインを量産する体制が全く
整ってない時代ではあります。

なので流通量というのも
地金型金貨の何百万枚に比べると
到底及ばない量ということです。

この流通量というのは
価値が決まる上で大事な要素で
多ければ多いほど価値は安定し、
地金型金貨/コインというのは
流通量の多さが安定価格の理由。

たまに何ぞやキャラクターや
イベントとコラボして記念の
コインが発行されています。

確かに枚数限定なことが多く
将来高くなりそうな気はしますが
先ほどのアンティークコインの定義から
いくと100年以上の経過が必要です。

確かに流通量は少ないので
希少価値・付加価値は高まりそうな
気はしますが実績が浅いとそれだけ
需要も高まらないので思ったほどの
価値にはならなかったりします。

100年以上運用するなら
そういった記念コインは
いいのかもしれません。

ただ、そうでないならば
流通量が多く価格が安定している
地金型金貨/コインが資産運用としては
無難な選択ということです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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　ゴールド：12,674円/g（-28）
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