金製工芸品を鑑別する際に行うべきチェックとは

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1206 Gold

 

お正月の料理にも
使うことができる縁起物の
食用金箔が届きました。

半年ほど前にハート形の
純金箔を扱っていたのですが、
さすがに値段が高くて
なかなか動かないもので…。

 

ってなワケで1000円もしない
食べ物や飲み物に振りかける
金箔をお届けしてます。

ウチではジュエリーに
インゴット・コインなど
高価な商品を扱っていることもあり
1000円もしない商品があると
「えっ、安い商品もあるのね!?」
と、お客様がビックリされます。

 

そんな安い金箔もあるのですが、
このたびの商品と半年前に扱った
ハート形の純金箔は全くの別物。

見た目は誰が見たところで
どっちもどっちですけどね。

 

ただ、「純」という言葉の
有無の通り中身は違います。

 

金箔はただの金色の箔ですが
純金箔は純金を伸ばした箔。

素材自体が全く異なるので
使っている材料費だけでなく、
製作に掛かる手間も掛かります。

 

金色の紙と純金では
価値が雲泥の差であるし、
手間を比べても金色の紙に比べ
純金の方が高い技術が
必要となるのです。

 

さて、貴金属買取の中で
お客様からは工芸品を
預かることが多々あります。

その中にはれっきとした
純金製やK18製のものあれば
金色だから大丈夫であろうと思い
メッキ品をお持ちになる方も
当然いらっしゃいます。

 

で、小判や杯など工芸品で
間違えやすいのですが
純金製とそれ以外の表示。

ほとんどの工芸品には
純度が記載されています。

 

特に杯など御鈴といった
日本で使われるような工芸品は
純金製であれば「純金」と
刻印されることがほとんど。

 

しかし、純金製でない
高級感を出すために金色に
メッキされたものもあります。

メッキということは
表面は金張りってことですが
重さを出すためにメッキの下は
鉄やニッケルが使われます。

 

ですが、この鉄・ニッケルは
とある裏技を使うことで
判定することができます。

 

それは磁力

 

金は磁力を帯びないため
磁石を近づけたところで
くっつきはしません。

しかし、先ほどの
鉄やニッケルであれば
磁石にくっつきます。

つまり、ほとんどの工芸品は
刻印だけでなく磁力有無の
チェックで本物かどうかを
鑑別することができるのです。

 

もしも、怪しい工芸品を
受け継いでしまったり、
家から見つかってしまった場合、
磁力の有無で鑑別しましょう。

 

 

ちなみに正月の縁起物として
名刺サイズのカレンダーを
販売しておりますが、これも
純金製と金箔に分かれてます。

純金製であれば買取できますが
金箔であれば買取できません。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(12/22)の貴金属価格】
 ゴールド:5,762円/g(+0)
 プラチナ:3,616円/g(+0)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※市場休業のため、土日は同一価格

 

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