金やプラチナをも超えてしまったパラジウム

1255 Gold

どうにもこうにも最近
プラチナとパラジウムのことを
聞かれるのでブログでも
シェアしようと思った次第。

たまに記事に書いてますが
来店された方に聞かれたり
問い合わせなども多いので
またお伝えしたいと思います。

そもそも質問が多い
事の発端としては
パラジウムの高騰。

プラチナのここ最近の
価格動向は3,800円/gを
いったりきたりな状況。

そんなプラチナをよそ目に
パラジウムは9,000円/gとなる
高値をマークしました。

プラチナの最高値は
1980年の8,240円/gなので
それを超えてしまったのです。

パラジウムの価格がこれほどまで
上昇した理由はプラチナと同じ
需要である自動車触媒向けのため。

プラチナはディーゼル車、
パラジウムはガソリン車の
触媒として主に使われます。

なぜこういう系図かというと
パラジウムよりプラチナの方が
触媒として優れているため。

ディーゼル車は燃費は良い反面、
環境に悪い成分を多く出すため
触媒としてプラチナが選ばれます。

しかし、ハイブリットや
技術の進歩によってガソリン車も
燃費が向上してきました。

更にディーゼル車は来年の
CO2排出削減目標を達成することが
現状困難であるため、ディーゼル車の
生産は徐々に減少してきました。

こういった経緯があって
排ガス媒体の需要としては
プラチナからパラジウムへと
シフトしていったのです。

ここ近年、中国で
ガソリン車が普及しているのも
パラジウム需要拡大の後押しに
なった背景があります。

…と、相場も高騰するので
そこに目を付けている方も
いるってことです。

が、

こういった一過性の
可能性が高い貴金属ってのは
投資であるならまだしも
資産としては不安要因です。

資産の在り方ってのは
何かが起きたときでも
身を守れるように形成するのが
重要だと思ってます。

利益目的投資ならまだしも
金やプラチナのような
資産としても持つならば
あまりオススメしません。

高騰したからと言って
急いで買う必要もないし
十分な知識を持たず
手を出すのは損失の元！
…だと思った方が良いでしょう。

ちなみにジュエリーの
リフォームで素材を選ぶとき
同じ18金の純度なのに
なんでイエローゴールドより
ホワイトゴールドの方が高いの？
…なんて聞かれることがあります。

これは、ホワイトゴールドの場合、
まさに今回のパラジウムも微量ながら
使うためでもあるんです。

実はこのパラジウムって
色んな所に影響してるんですよね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(2/9)の貴金属価格】
　ゴールド：6,134円/g（+0）
　プラチナ：3,842円/g（+0）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※市場休業のため、土日は同一価格

無料見積もり

ナカオカのLINE＠登録し、
画像を送付頂ければ、
来店不要でお見積もりできます↓↓

メルマガ登録フォーム

登録は以下の画像をクリック↓↓