2021年5月度の金・プラチナ価格総括

1731 Gold

5月の風物詩である
ゴールデンウィーク。

最長11日の大型連休ともあり
店舗での取引も初旬頃は
少ない状況が続きました。

購入はできるものの
買取は制限があるので
何組様かはお断りして
後日の来店となったのです。

そんな営業状況でしたが
何度か取引いただければご存知ですが
祝日でも金を購入できることを
知ってる方が少ないようです…。

その辺りはHPに書いてますが
ブログでも記載しておきました。

とはいえ、大型連休明けから
金価格が徐々に上がっていき
連休中に買われた方であったり
連休中に売りさばけなかった方は
結果お得な状況となりました。

先月もお伝えしたのですが
貴金属の中でも最近は
プラチナも上がってきており
金（ゴールド）は置いてけぼり。

資産用として浸透してない
パラジウムはかなり高騰して
プラチナも数年ぶりに高値を
更新するけども金に関しては
落ち着きを見せたものでした。

それが連休後からは
徐々に上昇傾向にあって
他の貴金属ほどでないにしろ
ジワジワと上がってきてます。

連休終わってすぐの頃は
経済指標や金利絡みの影響を
受けての変動でした。

しかし、その後ぐらいに
上昇の背中を押した要因は
いくつかあり、結果として
7,000円/g台を突破。

昨年のような
高騰を見せるのか？

金価格が上がるときは
たいてい世間体的には
良いことはないのですが
どこまで上昇するのか
ちょっとワクワクものです。

金とプラチナで相反

5月は特にビットコインの
大暴落が世間を騒がせましたが
その反面でリアルゴールド（金）は
上昇の一途となりました。

これはこれまで仮想通貨に
投資していた分が金（ゴールド）に
流れたのが背景にあります。

ではビットコインが
暴落してしまった要因とは
何なのかというと主に以下の2つ。

①テスラ社がビットコイン撤退
②中国政府が仮想通貨規制

しかし、これはあくまでも
表立った要因であって、確実に
裏を取れたものかというと微妙。

というのも仮想通貨は
ブロックチェーン技術によりり
どれだけどう流れたのか
追跡が難しい資産。

ただ、ビットコインと金が
相反する動きなので恐らく
…としか関連付けることは
できないワケなのです。

ただ、ビットコイン以外に
金価格を動かした要因があり、
それはアメリカ長期金利下落や
インフレ上昇の予測。

金のライバルである金利、
金価格上昇に影響する
インフレによるものでした。

順調に上昇していた
金（ゴールド）に対して
プラチナは下落傾向。

ここ数年プラチナは需要に対し、
供給量が不足気味となっており
今年も3年連続で同じ傾向になる
…と予測されています。

新型コロナウイルスの影響で
プラチナの主要産出国である
南アフリカからの供給が
懸念された状態が続いたため、
昨年末から上がってきたプラチナ。

投資需要や宝飾品の需要が
ある程度落ち着きを見せたため
プラチナ市場も落ち着きを見せました。

南アフリカやロシアの鉱山が
元通り稼働していくかどうかが
今後のプラチナ市場の動向を
見極めるポイントとなりそうです。

ビットコインは価格の動向が
大きいのでかなり投資要素が高く
資産感覚で持つには怖い商品。

金（ゴールド）のように
上限量が決まっているなど
似た共通項はあるでしょうが
歴史や実績の長さもけた違いだし
存在価値も全く異なる物ってことです。

僕もビットコインのロマンに
投資し、結局失敗したので
大人しく金一筋でいきます（笑）

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(6/2)の貴金属価格】
　ゴールド：7,397円/g（-15）
　プラチナ：4,715円/g（+25）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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