混ぜ物次第では買取価格が逆転することもある

1838 Gold

弊社宛にとある封筒が
届いてきたのですが中身を
見るととある貴金属買取店。

簡単にまとめると
”ウチは高く買い取るからゼヒ
おたくの貴金属品をまわしてね”
…って内容でした。

残念ながら弊社は
田中貴金属のRE:TANAKAと
契約してるので貴金属買取で
他社とは契約できませんが。

それはさておき
せっかく届いたので一応
中身はチェックしました。

すると確かに確かに
高いような気はしました。

とはいえ、これはあくまでも
会社間での取引価格なので
お客様ってなると結局
消費者にとっては微妙。

ということで、速攻
破棄したのですがその前に
誤記っぽい内容を発見。

買取価格を間違える（？）という
買取チラシであるのに致命的な
内容だったのですが一般的には
ありえないことだったのでブログでも
シェアをしようと思います。

その内容というのは
プラチナの買取価格ですが
Pt900がPt950やPt1000より
高くなっているというもの。

通常、貴金属の価値というのは
含有量が高くなるほど価値も上がり
プラチナ90%含有量のPt900より
95%や100%含有量である
Pt950とPt1000の方が高くなります。

しかし、今回のチラシでは
その通常あるべき事象と
異なる数字だったのでした。

混ぜ物次第では…

K18やPt900などの刻印は
金（ゴールド）やプラチナの
純度を表した情報です。

K24やPt1000といった
純度100%であれば他の金属を
混ぜずに作られているのですが
先ほどのK18やPt900は別物。

とはいえどんな金属が
混ざっているかというのは
ほぼどこで作られても一緒ですが
全てが同じとは限りません。

もう少しかみ砕いて
お伝えするとK18は24分率で
75%の金（ゴールド）と
25%の他の金属が混ざった合金。

ではその”他の金属”ってのが
何者なのかは作ったところにより
異なるってことです。

純金や純プラチナは
柔らかい金属であるため
ジュエリーや工芸品を作る場合
たいてい他の金属と混ぜて
硬さを出すようにします。

なので通常であれば
純度が高いほど買取価格も
比例して高くなってしまいます。

が、混ぜ物によっては
そうならないこともあります。

それがどんなケースかというと
混ぜ物が金やプラチナより
高価である場合です。

特に白金族の貴金属である
パラジウムやイリジウムなどは
ここ数年でかなり高騰しており
それこそ金やプラチナより
高値で取引されています。

合金に使われる金属の
市場相場が高いとPt1000より
Pt850やPt900の方が価値も
高まる可能性があるということ。

全ての金やプラチナの
合金においてパラジウムや
イリジウムなど高騰した金属が
使われているとは限りませんし、
含有量も作り手で異なります。

また、それらの金属も
日々値段が変わっているので
何とも言えないところですが
金やプラチナの純度だけが
反映されないケースもあるのです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you.

【本日(9/17)の貴金属価格】
　ゴールド：6,873円/g（-130）
　プラチナ：3,756円/g（-51）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
ダイヤモンドをプラチナが覆いかぶさるようにデザインされたリング。
1点物の商品であるので他の方と被ることがないので、こだわりを持った方にオススメです。

素材：Pt900、天然ダイヤモンド（合計1.00ct）
詳細：https://www.mercari.com/jp/items/m73990278190/

無料見積もり

ナカオカのLINE＠登録し、
画像を送付頂ければ、
来店不要でお見積もりできます↓↓