2247 Gold
マネーロンダリング対策が
海外に比べ遅れ気味な日本。
その影響が金取引にも
ジワジワと近づいています。
というのも金取引において
現金決済は100万を限度とする
そういった地金商が出てきてます。
田中貴金属は10月からで、
11月から始める地金商もおり、
徐々に同じような対応をする
地金商が増えそうな気はします。
ちなみにこの取引は
購入だけでなく売却もなので
どちらもということ。
田中貴金属は本件について
10月よりHP上で告知しており、
弊社にもその確認として
電話を何件かいただきました。
ただ、田中貴金属は
あくまで直営店のみの対応で
特約店である弊社としては
該当しない内容ではあります。
購入に関しては何円でも
現金決済が可能であり、
売却は200万円が現金決済の限度。
特約店によってひょっとしたら
対応は異なるかもしれませんが
弊社は当分この通りの内容です。
ちなみにこの100万円
現金決済縛りですけども中には
嫌がる方もいらっしゃいます。
なぜかというと、やはり
銀行口座から振り込むってことで
その履歴が残ってしまうため。
そして、ゆくゆくは銀行口座と
マイナンバーが紐づけされてしまい、
簡単に資産状況を調べられてしまう
…ということでした。
結局のところこの上限縛りも
マネロン対策で反社会的勢力への
資金流入を防ぐための取り組み。
また、身元確認の一環でもあるので
そういわれてしまうとその可能性も
否めないってことになります。
何もやましいことはしてなくても
個人情報が勝手に把握されるかもしれない
状況というのは誰しもが嫌がることで
そんな意見があるのも致し方ないですね。
日本はマネロン対策が遅く
これからも何かしら同じような
規制が入ってくるかもしれません。
ただ、それだけ金（ゴールド）は
匿名性が高く、第三者が把握しにくい
という裏返しなのかもしれませんが。
金が没収されていた時代
と、把握されにくい資産である
金（ゴールド）ですが、かつて
アメリカでは政府が強制的に
差し押さえした歴史がありました。
それは1930年代の世界恐慌の頃で
当時アメリカ ルーズベルト大統領は
民間の金を全て没収する政策を実施。
デフレによる経済不況を脱却すべく
行った政策は意図的にインフレを
起こすために画策されたものでした。
どうやって民間の金を把握し
どうやって没収したのかは謎ですが
その政策は実際にあったことです。
この歴史を知る人、体験した人が
身近にいる方にとってすれば、
金はあまり信用されてない資産。
ただ、なぜ金を没収したかというと
その当時はアメリカで金本位制度が
採用されていたことが背景にあります。
【金本位制とは】
金本位制とは、一国の貨幣価値（交換価値）を金に裏付けられた形で金額を表すものであり、商品の価格も金の価値を標準として表示される。 この場合、その国の通貨は一定量の金の重さで表すことができ、これを法定金平価という 。
金を没収されたといっても
厳密にはドルと換金という形で
強制的に金の保有を禁止する
というものでした。
これは政府が強制的に金を買い
金価格を引き上げることによって
国家資産を底上げするのが目的。
金（ゴールド）に興味を持っても
なかなか購入に踏み切らない理由に
このような金没収が理由でという方も
少なからずいらっしゃいます。
特に実際に行われたアメリカでは
そのように思う人も多く、ビットコインの
創設者も過去の金没収を皮肉った上で
その政策が行われた日を誕生日にしてます。
ただ、現在は当時と状況も異なり
金本位制度があったからこその政策では
…というように思っています。
ではこの金本位制度が
今後制定されるかもしれない
…という件は賛否両論です。
（ちなみに私は制定されない派）
金が没収される可能性というのは
現時点ではかなり低いと思っており、
それよりも現金や不動産の方が
没収のリスクは高いと感じてます。
なぜならば金よりも資産保有状況を
把握しやすいのですから。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(11/1)の貴金属価格】
ゴールド：8,635円/g（-13）
プラチナ：4,967円/g（-66）
※田中貴金属公表の税込小売価格＜金運メッセージ付きゴールド開運純金名刺＞
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