2424 Gold
Youtubeの視聴者から
こんな質問をいただきました。
”純金コインについて、K24IG・K24の
どちらの相場を参照すればよいのか？”
そもそも、K24IGですがこのIGは
インゴットの略でございまして
普段田中貴金属工業など地金商が
公表している地金価格。
あまり使わない言葉ですが
業者によってはK24の中でも
K24IGとK24Sと分類してます。
で、K24Sが何かというと
スクラップのSです。
スクラップということなので
リサイクル用としてのもので
ジュエリーや工芸品などといった
同じ純金でもインゴット等より
若干純度が落ちたもの。
そして、そういったものは
精製コストが掛かってくるため
K24IGより買取価格が下がります。
つまり、K24といっても
限りなく100%に近いK24IGと
若干純度が落ちて精製コストが
発生してしまうK24Sの2つに
分類できるということです。
K24は純金と言われますが、
純度100%で作ることは不可能でして
製造工程の上でどうしても空気や塵など
極々微量な異物が入ってしまいます。
なので、純金とは言えど
最も高い純度を百分率で示すと
99.99%となりますが、これが
いわゆるフォーナイン。
資産用として使われている
インゴットや地金型金貨には
この99.99%が採用されます。
日本では純金の定義が
99.9%以上となっていますが
資産用でないK24となると
こちらに該当するワケです。
特にジュエリーや工芸品は
ある程度の硬さが必要となり
硬化剤なども含まれます。
そのため、99.99%でなく
純金定義ギリギリの99.9%だと
ゴールドを抽出する精製や分析など
コストが掛かってくるワケです。
で、冒頭の問い合わせですが
純金コインといってもコインには
3つの種類（収集型・通貨型・地金型）が
あります。
地金型金貨であるならば
通常はK24IGでいけますが
それ以外ならK24Sとなることも。
結局のところコインの銘柄次第
…ということですね。
地金型金貨と記念金貨
先ほどのように純金といえど
数字で示すと、純度が若干異なる
…なんてケースもあります。
なので、基本的には金貨に
刻印されている情報をみると
純金と言えどフォーナインか
スリーナインかを判別できます。
ただ、実は純金の金貨でも
そういった刻印情報が
記されてない金貨もあります。
それは額面が刻印されたり
何かの記念で発行されている
記念金貨
有名な記念金貨といえば、
天皇陛下即位記念金貨幣、
オリンピック記念貨幣といったのが
よく見るものではあります。
実はこれらの金貨というのは
刻印情報を見てみると分かりますが
純度が刻印されてないのもあります。
金製なのに純度が刻印されてない
…となると、それはそれでアウトな
気もしますが実際にあるのです。
ただ、これには理由がありまして
商品名に”＊＊＊＊円”や”貨幣”と
いったような貨幣扱いの商品だと
純度刻印が無いものもあります。
記念金貨や記念金貨幣だと
”お金”という扱いであるため
額面は刻印されているのですが
純度が刻印されないケースも…。
逆に”メダル”や"金貨"など
お金と表現されてないものだと
ほぼ間違いなく純度刻印があります。
純度刻印が無かったその場合は
販売元が保証書を付けることもあれど
実際に刻印が入らないこともあるのです。
お金なのか、そうではないのか
が見極めのポイント
ということです。
お金ということは実際に使われる
1円玉や5円玉と同じ扱いになるから
純度刻印は不要という考えに至った
結果なのかもしれませんね。
お金であったとしても
ゴールドやプラチナなどの
貴金属品が使われた場合は
できれば分かりやすいように
純度刻印が欲しいところですが…。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(4/27)の貴金属価格】
ゴールド：9,467円/g（-51）
プラチナ：5,231円/g（-21）
※田中貴金属公表の税込小売価格＜金運メッセージ付きゴールド開運純金名刺＞
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