2588 Gold
10月に入ってから
インボイス制度が開始。
当店も当然ながらその
影響あって若干ドタバタ。
本当に面倒くさい制度ですが
実はこの10月は色々と制度変更が
始まった月でもありました。
その中でも消費者にとって
いいかなぁと思ったのが
ステルスマーケティングが
景品表示法に該当するというもの。
このステルスマーケティングは
”ステルス”という名前の通り
広告であるのに広告であることを
隠す行為を指します。
ネットでは言葉を略して
ステマなんて単語で
使われていますね。
一番分かりやすい例だと
芸能人など知名度の高い人に
お金を払って、商品・サービスを
紹介させるもの。
他人に紹介してもらうこと
自体はいいのですが、ちゃんと
広告である旨を明記しないと
ステルスマーケティングに
該当してしまいます。
もうひとつの例だと
口コミのコメントに関して
提供する組織人が行ったり
金銭を受け取った第三者が
書き込んだりする例。
一時期、グルメレビューサイト
食べログで過去に業者を使って
高評価やヤラセ投稿を行ったことが
発覚してニュース沙汰となりました。
景品表示法に関しては
昔からあった法律でして
誇大表示や虚偽表示に対して
規制する内容の法律でした。
その景品表示法に関して
10月からはステルスマーケティングも
当てはまることとなったのが
今回の変更内容でした。
ステマに騙される消費者も恐らく
減ることかと思いますが
海外では当たり前の制度だそうで
今更感もあるようですね。
買取業界に多い誇大表示
10年ほど前から貴金属買取
ビジネスは一気に流行を見せ
店舗も増えてきました。
買取という現金に直結する
サービスであるため、そこを
PRポイントとして広告を出した
業者も少なくはありません。
そしてたまにあるのが
芸能人を起用しての買取店。
もちろん全てのお店が
ステマとして芸能人による
告知をしたとは限りません。
ただ、昔は起用してたのに
昔は起用していなかったり
そもそも芸能人が利用するか
…というと微妙なところ。
今回の景品表示法改正で
その辺りは変わっていくのかな
とは思っています。
で、そんな買取店ですが
他店経由で来店されるお客様が多く
このような話をされる方が多いんです。
実際に見積もってもらうと広告と全然違う値段だった。
手数料だか鑑定料だか何だかんだ取られて、チラシよりかなり安かった。
手数料や鑑定料が取られるのは
致し方ないにしてもチラシを見ると
そういった記載がなく高く見えるから
持って行ってしまった
…という話をされる方が多いのです。
最近のチラシでは買取価格に
注記として買い取った相場の日付が
小さくではあれど記載してあります。
とはいえ確かに日付はあれど
その日の相場は書いておらず
貴金属事情を知らない消費者には
あまり優しくない広告です。
どうしても値段勝負で
広告を展開する業態であるため
相場が記載したくない事情も
分かると言えばわかりますが。
貴金属の価値というのは
純度と重量で決まります。
そして純度毎の価値は
日々の貴金属以上価格によって
変動するものではあります。
ブランド等の付加価値がない
材料としての価値というのは
これを大きく下回りません。
今回のステルスマーケティング禁止は
消費者のために行われた法律改正ですが
それでも法律の穴をかいくぐって
広告が打ち出される可能性は今後も
ゼロとは言えません。
そのためにも広告を鵜呑みにする
…というのはもう少し控えた方が
いいということでもあります。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(10/8)の貴金属価格】
ゴールド：9,742円/g（+0）
プラチナ：4,753円/g（+0）
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