2727 Gold
朝起きてテレビをつけると
北海道のニセコ特集をしてました。
高校生時代の卒業旅行で
ニセコには行った以来でして
懐かしいなぁと思いつつ見てると
何とも面白い内容。
それは冬の特集ではなく
ニセコが将来の日本を先取りした
状況になっているとのこと。
どういう状況かというと
インバウンド急増に伴って
物価高が起こっている様子。
たしかにラーメンや
チャーハンなどを見るとどれも
2000円を超えるものが多くて
いくらスキー場であるといえ
値段が高いなぁというところ。
ただ、単純に物価が
アメリカなど海外並みに
上がったというだけではありません。
現地で働く人の給料が上がったり
インバウンド対策で民間と公共、
学校が協力する体制になってたりと
様々なメリットもあるというもの。
日本も確かにインフレですが
海外に比べると全然マシな方でして
為替が円安傾向にあるがために
現地で高く見えても海外からは
安く見えて高くても売れるのです。
ニセコではそういった
物価が上がっているにも関わらず
インバウンド需要の急増により
飲食や宿泊事業が順調とのこと。
外資系企業もこれにより
ニセコへ進出している状況で
いいホテルとなると1泊で
15万円もするとこもある模様。
テレビ番組では東京から
カレー店を出店し、都内の
倍の価格で販売しているけど
バンバン売れるという話を
インド人経営者が話してました。
移動式のキッチンカーも
結構進出しているようでして
高単価な商品の売れ行きも順調。
給料面に関してもビラ配りの
バイト代が自給2,500円という
インタビューの話もありました。
まさにアメリカで起きてることが
日本の北海道のニセコにおいても
起きているということです。
物価が上がるということは
それに伴った所得がないと
生きていくことはできません。
ですが今の日本は税金や
原材料費高騰で物価は上がれど
所得は付いていけてない状況。
インバウンドが一気に減ると
崩壊するビジネスモデルではあれど
確かに将来なりそうな状況を
垣間見た気はしましたね。
インフレになると金価格は…
インフレというのは、
物価が持続的に上昇する現象。
よく「インフレに金は強い！」
なんて言われますが、これは
昔から言われていること。
というのもゴールドは
金本位制度が導入されたことで
世界では通貨の代替資産という
印象が一気に浸透された資産。
世界で異なる通貨ですが
それがゴールドであればどこでも
通用するのだから当然のことですよね。
そのため、通貨に対する
不安感が募る度にゴールドは
必要とされ価値が高まりました。
インフレに対するリスクヘッジの
一環としてポートフォリオに組まれ、
経済の不安定要因に対する保険として
求められることが増えたのです。
ただ、金本位制度がある前から
実はこういう考えはあったもの。
何百年も前の世界では今と異なり
アジア大陸、ヨーロッパ地方など
あらゆる場所で戦争がありました。
戦争に巻き込まれた市民は
敗戦の度にそれまで使えた通貨が
鉄くずとなったのですがそれでも
役に立ったのはゴールドでこれが
金本位制度の根幹でもありました。
そのような状況もあって
通貨価値が不安定であったり、
経済が悪化するなどでインフレが
進行する状況下でも価値が下がらず
需要が高まり上昇する傾向にもなります。
インフレが収まると逆に、
経済の安定が示唆されることで
利回りが良く利益の取りやすい商品が
求められる可能性が高まることで
価値が下がる傾向となるのです。
これをみるとインフレとゴールドは
相関関係があるように見えますが
とはいえゴールドは様々な要因によって
相場が変動する商品です。
インフレに強い金ではありすが
これが”必ずしも当てはまる”
なんてことはありません。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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