海外で購入したインゴット、現地で売るか日本で売るか・・・

2736 Gold

先日のブログで海外の
インゴット買取に関する
質問をいただいたお客様。

他に迷われてることがあり、
現地で売るか日本で売るか
…というもの。

現地で購入したインゴットを
現地で換金するか、それとも
日本へインゴットを持ち込んで
日本で売却するかでした。

日本の場合には売却益が
年間50万円を超えると課税対象。

そして、持ち込む場合も
20万円相当、もしくは1kg以上で
入国時に消費税分の税金を
支払う必要があります。

利益が出たのかはさておき
日本へ持ち込むのに少なからず
消費税分は支払う必要がある
ということになります。

では自国で売った場合です
これは所得税に関する税法が
国によって異なるので何とも
言えないところではあります。

ひょっとしたら日本よりも
税率が高いかもしれませんし、
低いかもしれません。

外国の税法に関しては
手が出しようのないとこなので
そこはお客様に任せましたが
日本へ持ち込んで売る場合の
リスクはお伝えしました。

あとは為替の問題でして
現地から日本に持ち込む際の
為替レートに従って換金。

円安とは言われてますが、
それも国によっては必ずしも
日本への持ち込みが有利とは
関係しないところではあります。

海外で売却した場合には
その国の税金と為替と税金を
考慮しないといけないってことです。

ちなみに今回のお問い合わせは
何年も海外で生活された方なので
問題なかったのですが短期滞在とか
日本の居住者という扱いだと海外での
利益も日本での納税義務が発生します。

海外で購入すると言っても
旅行やらホームステイなど短期なら
先ほどお伝えした内容は通用しない
ケースとなるのでご注意ください。

非課税の国へ買いに行くメリット

日本ではインゴットにしろ
金貨にしろ売買時に消費税が
加味される仕組みとなってます。

買うときに10%が上乗せされ
売るときにも10%が乗ります。

ただ、あくまでもこれは
日本の税法上でのことなので
海外ではこの上乗せがない
…という地域もあります。

ってなると単純計算でいけば
非課税の国で購入して、日本で売れば
税金分は儲かるってこと。

ただ、税関を通すのに日本の
消費税分を支払う必要があるので
それは現実的には実現できない話。

では逆に日本で購入して
日本よりも税金が高い国で
売るのはどうなのか？
と聞かれることがあります。

しかし、日本から持ち出す際も
税関を通す必要があるワケでして
1kgを超える場合には申告が必要。

1kg以下なら大丈夫ですが
とはいえ日本以上の税法が敷かれた
国へ持ち込む場合にもその国での
税関を通す必要があります。

その税関も国によるのでしょうが
脱税の穴を抜けれないようにまず
何かしらの税金が発生する可能性は
高いものとみられます。

日本と海外を跨ぐと税金に
為替にと色々と考える必要があり
かといってそこまでの利益が
望めるかというと微妙なところ。

考えたり下調べしたり
タイミングを伺うだけ時間が
もったいないかなぁとは思います。

ちなみに冒頭の件ですけども
もしどっちか答えをどうしても
出して欲しいということであれば
日本へ持ち込まずに自国で売る
…というのが私の持論。

恐らくですが自国で売っても
日本で売っても、そこまで
大きな差はなさそうなので。

どうしてもということならば
その人の所得などで条件も変わるので
税理士に聞いてみるのが確実ですが
シンプルな取引がベターかと。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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