3370 Gold
ウクライナにとって、
運命でもある11月27日が
過ぎ去りました。
この1週間、金市場だけでなく
世界中が固唾を呑んで見守っていた
アメリカとロシアによる
ウクライナ和平案の受諾期限。
先日、その期限がついに到来し、
ひとつの大きな答えが出ました。
今回はこの歴史的な
分岐点になるかもしれない和平案の
行く末を追ってみたいと思います。
事の発端としては先週、
市場を駆け巡ったBloomBergの
ニュースでした。
ロシアによる新型ミサイル発射という
軍事的エスカレーションの裏で、
ロシア・アメリカがウクライナに対して
突きつけた最後通牒。
”11月27日までに和平案を
受け入れなければ支援を打ち切る”
というもの。
ウクライナからすれば
領土を奪われる屈辱的な平和…
アメリカの支援なしで戦い続ける…
という、究極の二択。
ウクライナとして見れば
領土を奪われるだけではなく
NATO加盟の放棄、軍の規模削減も
求められたものではありました。
ヨーロッパ主要国は
一部トランプ案に反対するも
最後までウクライナ寄り。
ほぼアメリカの脅し…
といってもおかしくない和平案。
その決断にゼレンスキー大統領も
かなり困惑されたのではないかと
思います。
そんな状況であったので
マーケットもウクライナ有事に関して
静観するしかありませんでした。
ロシアからの要求を
そのまま写されたような和平案。
当初の和平案では
28項目あったのですが
あまりにもロシア寄りであり
19項目まで絞られた修正和平案。
とはいえこの修正案に関して
何の反応もせず迎えた11月27日。
ところが11月28日になれど
プーチン氏の回答はというと
譲歩しない考えを示した。
突如として挙がった和平案、
数年続いたウクライナ有事は
なかなか解決とはいきません。
とはいえ、この和平案が
ベースとなり今後解決への
兆しとなるのであれば大きな
一歩かもしれませんね…。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(11/28)の貴金属価格（9:30価格）】
ゴールド：23,094円/g（+87）
プラチナ：9,071円/g（+21）
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます（平日のみ）
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