3539 Gold
先日、あるお客様が
お持ち込みくださったのは
眩いばかりの輝きを放つ大判・小判。
数年前に開催されたイベントで
購入された物だったようでして
品をチェックすると老舗地金商である
徳力本店の純金製でした。
当時、そのお客様は資産のために
金を持とうと考えてらっしゃったようで、
本当はインゴットをご予定。
しかし、スタッフの方から
”純金ですし資産用だけでなく、
鑑賞用としてもいいです”と勧められ、
大判・小判を購入されたようです。
購入されたのが4年ほど前とのことで
それから今日まで、金相場は短期間ながら
大きな上昇を続けました。
日々ニュースで高騰する金価格を
確認しながら、”そろそろ利益が出るはず”と
期待を込めて、売却を決断。
確かに、相場そのものは
当時よりも遥かに高い水準でした。
しかし、実際に査定額を提示し、
詳細をご説明した際、お客様の表情には
わずかな戸惑いが浮かびました。
思ったほどの利益ではなく
相場の上昇幅からすれば少し控えめな
結果になったからです。
あれほど相場が上がったのに、
なぜ爆発的な利益でなかったのか?
そこには、金という資産でありながら
工芸品特有のコストが存在していたため。
金相場だけを見ていたので、
それからすれば倍以上だったけれども
大判・小判の購入額からすると
そこまでは至らなかったのでした。
お客様のニーズを掴んでいるか?
金を持つ目的が資産保全や
換金性にあるのなら、結論からすると
工芸品よりインゴットに分があります。
なぜ、同じ金でありながら、
売却時の手残りにこれほどの差が
出るのでしょうか?
その理由は、販売価格に含まれる
コストの構造にあります。
今年は田中貴金属工業だけでなく
色んな地金商がインゴットの販売手数料を
改定し、値段が上がりました。
とはいえど、それでも、
工芸品やジュエリーに比べると
インゴットの方が割安です。
大判・小判といった工芸品の場合、
販売価格には金そのものの代金以外に
職人が意匠を凝らした加工料、デザイン料、
木箱などのコストも上乗せされます。
もしも、イベントなどで買えば
それらの経費が上乗せされることもあり
買った瞬間に材料費以外のコストという重石を
背負った状態からスタートすることになります。
その一方で、インゴットは
細かな装飾を一切排除した効率の塊であり
生産も工場での効率的なもの。
資産用ということもあり加工賃などの
諸経費が最小限に抑えられているため、
購入価格が極めて地金相場に近い。
つまり、相場が上がった分が
ダイレクトに利益に反映されやすいという
高い換金性を備えています。

もちろん、美術品としての美しさ、
家族の家宝として受け継ぐという
情緒的な価値においては、
大判・小判は素晴らしい選択です。
しかし、利益という実利を
優先するのであれば、装飾がほぼない
シンプルな形を選ぶべきなのです。
という商品なこともあって
当店ではお客様の目的に合わせて
提案をいたしております。
お客様は資産運用でかつ利益を…なのに
コストが割高なジュエリーや工芸品は
まず勧めないってことです。
身に付けたいならジュエリー
家に置きたい、家宝にしたいなど
そうった需要があれば工芸品を
オススメするでしょう。
なので、お客様からは
”正直ですね(笑)”と言われることも
過去に何度かありました。
しかし、それもお客様が後で
売ったときに変なわだかまりが
生まれないようにするための接客。
お店の利益的にはインゴットより
ジュエリーや工芸品の方がいいですが
そういう商売していたら信用を
落とすだけですからね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you.
【本日(5/14)の貴金属価格(9:30価格)】
ゴールド:26,433円/g(-106)
プラチナ:12,172円/g(+164)
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)
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