3623 Gold
先月末、株式市場に
激震が走りました。
といっても株式市場全体でなく、
とある銘柄に関するもの。
その銘柄というのは半導体大手
キオクシアHD(285A)でして、
その株価急落劇です。
上場来高値である約11万円を
マークしたものの、わずか1カ月
足らずの7月下旬には一時ストップ安。
株価は1/3ほどの3万8千円台を記録し、
株価が半値以下へと一気に落ち込み。
この劇的な暴落の背景にあるのが
信用取引というレバレッジの罠。
短期的な上昇相場に乗り遅れまいと、
手持ち資金以上の額を動かして
買いを入れていた多くの個人投資家が、
急な下落によって証拠金維持率を割り込み。
追証(追加証拠金)の発生という
危機に直面する方が発生。
で、この追証ですが、
期日までに現金を入れられなければ、
強制的にロスカット(反対売買)が実施。
この強制決済と、追証を逃れるための
パニック的な投げ売りが連鎖し、
需給悪化に拍車をかけるという
恐ろしい負のスパイラルが起きたのが
今回の背景にはあったのでした。
今後の市場は、この積み上がった
信用買い残の重荷が精算され、
一巡することが底固めの条件。
また、決算発表で市場の不安を
払拭できるかがカギとなりますが、
画面上の数字が一瞬で吹き飛ぶ恐怖を
味わった投資家の心理的ダメージは
計り知れないもの。
Xのつぶやきでは何千万円という
数字も出てきました。
(事実かは分かりませんが)
そもそもキオクシアの株価高騰は
半導体需要の急拡大、供給の逼迫と
製品価格の上昇、そして国策による
国内半導体強化への期待が重なったもの。
ある意味、バブルではあったのですが
レバレッジの思わぬリスクを露呈した
そんなニュースではありましたね。
一過性の恐ろしさ
このキオクシア株の急落は
資産防衛の本質を強烈に
突きつけたニュースではありました。
投資と聞くと、どうしても
いかにして増やすか…という攻めの
姿勢ばかりが注目されるもの。
信用取引のようにリスクをとってでも
短期的な利益を追い求める肉食系投資家の
動きがもてはやされます
しかし、画面上の数字でしかない
ペーパーアセット(紙の資産)は、
企業の業績不安や市場のパニック売りで、
わずか数週間で価値が半減してしまう…
という脆さを常に孕んでいるのです。
真に問われるのは攻める一方で、
守りの盾をバランスよく保有すること、
これが分散投資の基本軸。
レバレッジをかけて短期で勝負する
株式市場の喧騒とは真逆の地道で
堅実なアプローチも重要です。
特に株などのリスクヘッジとして
持たれる金(ゴールド)の場合は、
地味に積立や買い増しを長期的に
続ける草食系投資が向いています。
金も一時的に換金売りに巻き込まれ
下落することがあります
しかし、これはあくまでも
他の資産の影響に巻き込まれたもので
金価格へ構造的なレベルでトレンドが
変わる可能性は低いのです。
そもそも、金の特徴は
暴落に強いというよりも
無価値になりにくい点にあります。

金は数千年の人類の歴史において、
いかなる国家が破綻しようとも一度も
価値がゼロになったことがありません。
特定の国家や企業に依存しない
純粋な実物資産だからです。
金投資を行っている方というのは
結構株式投資で痛い目にあってしまった
…という方も多かったりするのです。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(8/6)の貴金属価格(9:30価格)】
ゴールド:24,068円/g(+559)
プラチナ:9,980円/g(-182)
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)
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