レバノンデフォルト！もし金があれば…

1417 Gold

3月に、財務危機に陥り始めた
レバノンで初めてのデフォルト
…というブログを書きました。

そのレバノンですが、
経済悪化の一途をたどり
なおかつコロナの影響を受け、
深刻な状況が続いているようです。

経済悪化の原因が政府にあるとし
市民のデモが過激化している
ニュースが舞い込んできました。

そのデモは普段温厚な
地域でも起きているようで
軍隊に向けて石を投げたり、
デモ隊が幹線道路を
封鎖するような状況。

今の政権はまだ発足されて
約半年ほどしか経っておらず
経済悪化の復旧を早急に
望むことは困難かもしれません。

ただ、大胆な改革を
打ち出したものの未だに
何も実行されていない。

結果はどうであれ
何も動いていない姿に対して
市民の怒りがぶち当たった
という感じなのでしょうね。

と、レバノンが
厳しい状況であるのは
デモだけではありません。

深刻な通貨危機も
起きているのです。

レバノンの通貨と言えば
レバノン・ポンド。

この通貨の急落が止まらず
昨年10月以来約70%も
下落しているのです。

通貨が暴落するってことは
輸出品の価値が下がるけども
輸入品の価格が上がります。

そのため、食料品など
生活必需品が急騰しており
大量解雇や企業の倒産も
相次いでいる状況。

レバノン2020年の貧困率が
約50％に達している状況なので
市民にとって気が気ではないのです。

国の経済が悪化すると
良いことが全くないというのを
露呈されたニュースでした。

新規体制になり何かしら
成果が出て少しでも
経済が良くなることを
願うばかりです。

お金の価値が下がると…

と、経済が悪化の一途を辿り
通貨価値が暴落したことによって
インフレが起きデフォルトまで
至ってしまったレバノン。

国が破綻してしまったので
国民としてはたまったものではない！
という状況かと思います。

が、こういった状況を
想定して資産運用することで
影響を最低限に抑えれます。

インフレによって
物価が上がってしまった際
最も被害を受けやすい資産

それは現金

現金は銀行に預金したところで
元本保証される強みはあれど、
雀の涙程度の利息であるため、
ほぼ増えるものではありません。

しかし、レバノンのような
ハイパーインフレが起こってしまうと
全然増えなかった現金しかないと
ロクに買い物ができません。

つまり、現金だけだと
物価についていけないので

目減りしている

ということになります。

そういったときのためにも
色んな種類の資産を持っておき
リスクヘッジを行う必要があります。

ただ、株なんて不景気で
価値が下がってしまったり
最悪ゼロとなります。

不動産であったとしても
インフレに対抗できるほどの
資産ではありません。

ということは
当時の相場に合わせて
価格が変動する

貴金属資産

が役に立つってことです。

金やプラチナというのは
貴金属という物でありながら
市場によって価値が変わる
相場変動商品です。

インフレで物価が上がると
金やプラチナの値段も
上がるということです。

富裕層や投資家は
他の資産がぽしゃったときの
対策に金（ゴールド）を一部に持ち
運用しているかと思います。

そして、この度のように
インフレで物価が高騰しても
それに耐えうる資産としても
信用しているのです。

そういえば、レバノンに
亡命した元日産の社長
カルロス・ゴーン。

当時の取材において
「私には発言力と金がある」
とありましたが、果たして
資産はどうなったんでしょう…

賢い人だとは思うので
レバノン通貨だけに限らず
色んな運用をしているとは
思うんですけどね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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