金(ゴールド)の純度を薄めるメリットとは?

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1688 Gold

 

10年前の3月に起きた
東北地方太平洋沖地震。

この地震の影響によって
起きた津波が引き起こした
福島第一原子力発電所事故。

 

それまでの原発事故というと
チェルノブイリ原子力発電所が
社会の授業で出てくるほど
有名ではありました。

そして、それ以来となる
深刻な原子力事故となった
2011年の福島での事故。

10年経った今も原発周辺は
事故処理が完了しておらず
住民は帰還できておらず
最大40年掛かると言われてます。

 

未だ立ち入り禁止区域があり
排除作業に何十年も掛かる
原発問題ではありますが、
とある進展がありました。

それは原発所の敷地内に
溜まっている処理水を希釈し
海洋に放出するというもの。

2年後に行われる予定であり、
100倍以上に希釈されて上で
放出されるようです。

 

処理水には機器で除去できない
放射性物質のトリチウムが含まれ
希釈しての海洋放出というのは
他国でも行われているというもの。

国の基準値を下回り、
WHOの飲料水水質ガイドラインを
満たすよう希釈する方針だが
やはりいい気持ちはしないもの。

僕ですらそう思うので
福島県周辺の漁場で仕事を
行っている人にとっても
嬉しいニュースではありません。

 

処理水に関しては他に
主だった手立てがないので
致し方がない状況ではあります。

ただ決まってしまった以上は
放出する上での安全性を発信し、
風評被害を抑えることしか
できないのかもしれません。

閣僚会議での決定事項なので
その辺りは政府にしっかりと
対応してもらうしかないですね。

 

 

薄まることでのメリット

処理水をどう希釈するのかは
さておき、何か違うものと混ぜて
薄める技術というのは
金の世界でもあることです。

個体のまんまでは無理ですが
融解して液状にすることで
他の物質と混ぜることは可能。

 

ではなぜ金の世界では
そういった敢えて混ぜて
薄めることがあるのでしょうか?

 

それは

金(ゴールド)は

柔らかい金属

という特徴にあります。

 

金は自然界から産出されると
純金として出てきますが
この純金というのは金属の中で
かなり柔らかい資源。

人間の手で簡単に傷つけたり
変形できてしまいます。

 

そんな純金ですが
技術的には様々な商品を
製造することが可能です。

しかし、使い道次第では
そのまま他の金属と混ぜて
硬さを出さないといけません。

 

たとえば、ジュエリーとして
普段から身に付ける物だったら
使っているうちに千切れたり
破損してしまいます。

仏具であるおりんだったら
毎日叩いてるうちに変形しまくって
何十年か使っていたら元の形とは
全然違ってくる可能性があります。

 

見た目としては何十年何百年と
光り輝いているかもしれませんが
形状的に安定しない欠点があります。

もちろん叩きまくって
硬さを出す鍛造製法などで
作った商品であるならば
多少はそのデメリットを
抑えるかもしれません。

ただ、基本的には
違う貴金属と混ぜることで
純度と引き換えに
硬さを出しているのです。

 

ちなみに去年から大人気な
純金リングですが鍛造製法なので
インゴットや金貨のように
カンタンには傷つきません。

 

それにしても処理水を
希釈するっていっても一体
どうやって薄めるんでしょうね?

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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