2816 Gold
EV(電気自動車)といえば
テスラという印象でしたが
その構図も崩れつつあります。
というのもテスラは
EVの先駆者として販売し、
世界に名を轟かせた企業。
ですが、技術的な面だと
どうしても時間の経過により
ライバルも出てくるもの。
特に中国はEVに関して
短期間で技術力を高めて
量産体制も整えました。
それによって先進国でも
現在ではトップクラスの
販売台数となりました。
テスラもそうですが
なかなかEVというのは
金額が張る自動車。
補助金等を使って
できるだけ値段を押さえても
300万円後半はします。
しかし、中国製EVは
100万円を切る車種もあり
安いランニングコストで
持つことができるほど
リーズナブルなものばかり。
また、日本よりも購入時の
補助金が優遇されていることもあり
一気に手に入れやすい環境となり、
販売台数も増えたのでした。
とはいえ購入者が多くとも
生産能力が高すぎるがために
過剰供給と作り過ぎの事態に発展。
作り過ぎて自国で裁けない
ってなるということはもう
海外へ輸出するしかありません。
低価格で販売できるので
中国としてもバンバンと
輸出していく予定でしたが
そうは問屋が許さない事態。
アメリカはこうした
中国製EVの過剰生産を理由に
関税を大幅に引き上げ予定。
その引き上げ率というのが
25%から100%へと4倍も
行う予定なのだから中国としては
たまったものではない感じ。
EVだけでなく、医療機器、
鉱物に半導体に関しても大幅な
関税の引き上げを行う予定で
米中貿易摩擦による激しさは
更に高まりそうではあります。
コロナ禍前から予期されていた
米中貿易摩擦はアメリカの
大統領がトランプ大統領時代、
中国への関税を引き上げたことで
リスクとして高まったもの。
当時は中国が関税を上げると、
その報復でアメリカも関税引き上げ、
といったようなシーソーゲームが
繰り広げられました。
その後は新型コロナウイルスの
感染拡大によって落ち着いたが
それが再燃したということ。
コロナ禍による金価格上昇は
印象にあるとは思うのですが
この米中貿易摩擦も金価格を
押し上げる一因になりました。
アメリカと中国の関係性悪化、
まさに関税が原因でより一層
関係が悪くなったのです。
ただ、この要因というのは
どちらかというと第三者視点から
感じるリスクではあります。
実は他の視点からでも
金価格を押し上げる要因があり
それは人民元に関するもの。
関税引き上げで人民元の
価値が落ちるかもしれないという
中国国内の危機感が高まることで
金需要が高まった背景もありました。
俯瞰して見る視点と
現地感覚視点の両サイドで
チェックすることによって
こうした影響は分かります。
ただ、世界の経済大国である
アメリカと中国が本格的に衝突すると
どのような影響があるのか
分かったものではありません。
今回の関税引き上げ、
この衝突を激化させてきた
トランプ元大統領の復活。
これらの情勢もあって
金価格が大きく落ち込むことは
しばらくなさそうではありますね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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プラチナ:5,838円/g(-58)
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