ゴールドは人の手で作れても価値を保てるのか?!

投稿日:

2856 Gold

 

ダイヤモンドのルースを
買い取って欲しいので見積もりを
お願いしますと預かりました。

キチッとしたケースに
入っていたそのルースは
中々のクオリティ。

ダイヤモンドの評価は
4Cという4つの基準に分かれて
判断される代物です。

 

色味は一番最高の評価
大きさも0.5ctとそこそこ、
内包物を確認してみるも
10倍ルーペでも見えない程度、
カットもexcellent。

ダイヤモンドとしては
良い品質でルーペで覗きながら
”なかなか綺麗だなぁ”
なんて思っていました。

 

ただ、そのルースと一緒に
ついてたソーティングを見ると
”LABGROWN DIAMOND”
という記載がありました。

このLABGROWNですが
合成ダイヤモンドのことで
ブランド名といったところ。

合成ってことでこちらは
人工のダイヤモンドではあれど
天然ダイヤモンドとほぼ同じ構成。

 

もしもルースだけがあって
ソーティングがなかったら
鑑別することが困難になります。

なので人工ダイヤモンドには
必ずソーティングが付いてますが
これが意外と分かりにくいもの。

宝石屋であればまず
お店に置いてあるであろう
ダイヤモンドチェッカーでは
モアッサナイトと反応。

 

最悪ソーティングと
ダイヤモンドチェッカーで
鑑別はできるかもしれない。

ただ、ソーティングがなく
”これ人工ダイヤモンドです”
と言われて渡されていたとしたら
合成と気づかなかった可能性も。

ルースなのでソーティングは
通常セットで付いていますが
もしリングやペンダントならば
プロでも鑑別できなかったかも
しれませんでしたね…。

 

 

査定しやすい貴金属

人工ダイヤモンドである
ラボグロウンダイヤモンドは
研究所で作られたものなので
”ラボ”という言葉が入ってます。

というのもこのダイヤは
天然ダイヤモンドと同じ条件で
作られているものです。

そのため、人工か天然かの
出来上がるまでの過程は違うけど
物としては天然ダイヤモンドと
同じ特性ということ。

 

つまり何が言いたいかというと
鑑別がめちゃくちゃ難しいのです。

なんせ誕生の過程がほぼ同じ
特性も同じなんですから。

なので人工ダイヤモンドは
それが分かるようなソーティングを
必ず商品とセットとするように
言われている代物なのです。

 

ちなみにこの話が出ると
ゴールドに関しても
”人工で作ることはできるのか?”
なんて聞かれることがあります。

ただダイヤモンドは
作ることができたとしても
”ゴールドに関しては現時点で
人工で作ることはできない”
というのが回答です。

ここで重要なのが
現時点でというところ。

 

というのもゴールドは
理論上作ることは説明できますが
それを実現できる環境が
揃っていない代物。

ゴールドは中性子星同士の
衝突エネルギーによって
誕生した元素なのですが
この規模のエネルギーを
地球で起こすことは困難。

ダイヤモンドのように
炭素を高温高圧の環境下で
作るものとはワケが違います。

 

理論上では作れても
それを行動に移すとなると
地球上でそれを実現するのが
今の技術では難しいのです。

となるとゴールドは
鉱山での産出、リサイクルで
回すしかないというもの。

ゴールドの価値がゼロに
なりにくいという特徴はまさに
人の手で作ることができない
…この背景があるためなのです。

 

もしゴールドを作れるようになると
供給量が一気に増えることになるので
価値は下がるかもしれません。

現時点ではまずないことですが
もしゴールドの弱点をあげるとならば
ココになるんでしょうね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/2)の貴金属価格】
 ゴールド:13,387円/g(+107)
 プラチナ:5,703円/g(-46)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

<ノイズを消し去るピンキーリング>

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