金（ゴールド）は未来へ仕送りするための資産

3384 Gold

12月中旬なので企業によっては
冬のボーナスが既に支給されている
そんな時期かもしれません。

銀行のATMに長蛇の列ができ、
街中のデパートが浮き足立った空気に…
というのはもう何十年も前のことですが
口座を見て、顔がほころぶ瞬間が
できやすい時期かと思います。

さて、このボーナスを
何に使いますか？

旅行、欲しかった最新家電、
ブランド品、ローンの繰り上げ返済。

使い道を考える時間というのは、
ボーナスをもらう瞬間以上に
幸せな時間かもしれません。

しかし、ここで少し冷や水を
浴びせるようなことを言いますと…

もしあなたが、ボーナスの使い道を
消費か貯金かの二択だけで考えていたら、
今の経済環境において、リスクの高い
選択をしているかもしれません。

これまでの日本、つまり
デフレ状態が続いている時代なら、
とりあえず銀行に預けておく貯金は
正解だったかもしれません。

お金の価値が変わらないなら、
使わずに取っておけば元本割れなく
目減りすることなく、安全な防衛策
だったかもしれないためです。

しかし、皆さんご存知の通り、
今は違います。

私たちが直面しているのは、
数十年ぶりのインフレと円安の時代。

スーパーに行けば食品の値段が上がり、
ガソリン代も電気代も高止まり状態。

物価が上がれば上がるほど、
自国通貨の価値は日々目減りしている
…そういった事実でもあります。

汗水流して手に入れたボーナスを、
そのまま日本円で銀行口座に寝かせる。

これは確かに通帳の数字は減らないけど
そのお金で買えるモノの量というのは
確実に減ってきているのです。

言ってしまえば、穴の空いた
バケツに水を貯めているようなこと。

なら、価値が下がる前に
パーッと使ってしまおう！
…と、考える人もいるでしょう。

確かに思い出や経験に
お金を使うことは素晴らしいこと。

それを活かしマネタイズが
できるのであればいいでしょうが、
ただ消費するだけで終われば
資産はゼロになるワケでして、
将来の不安への備えになりません。

貯めても溶けていくし、
使ってしまえば消えてなくなる。

八方塞がりにも見える状況の中で、
せっかく支給されたボーナスを
どう扱えばいいのでしょうか？

必要なのは昭和や平成の常識を捨て、
令和のインフレ時代に適応した、
新しい使い道をインストールすること、
これではないでしょうか。

使い道の順番

そこで提案したいのが、
ボーナスの一部を金（ゴールド）に
変えて持つという選択です。

金を買う…ということは、
ただ消費するってことでなく、
単なる貯金でもありません。

今のあなたの労働力を、
劣化しない形に変えることにより
”未来の自分へ仕送りする”行為です。

通貨価値が下がれば下がるほど、
相対的に金の価格は上がりやすい商品。

つまり、金を持つことは、
インフレという荒波から資産を守るための
シェルターを用意するということ。

銀行に預けた円が痩せ細っていく間も、
金庫で保管されている金というのは
その輝きと価値を保ち続けます。

ここで重要なのが順番です。

多くの人は、旅行に行き、
欲しいものを買い、ローンを払い、
余ったら投資に回そうという考えます。

もしこうした考えであれば
金を買うことはできません。

人間の欲望に限りはなく、
あればあるだけ使ってしまうのが
私たちの性（さが）だからです。

給料が増えたところで、
その環境に応じて使ってしまうので
手取りの給料は違えど残高が変わらない
そういった事例は多々あります。

資産運用や投資で成功している方の
考えは全く逆で考えています。

ボーナスが入ったら、
まず最初に金など投資したい
商品を買うのです。

ただ、ここで重要なのは
全額である必要はないってこと。

10万円でも、あるいは
数万円の金貨一枚でも構いません。

まず未来への仕送り分を確保し、
別の場所に隔離し、その残りで
思いっきり遊んだり、買い物を
楽しむというスタイルが重要です。

もしも、買う順序が違うなら
少し考えてみてはいかがでしょう？

この考えが浸透してきたのか
当店のお客様はボーナスが入ったら
まず金を買いに来るという方も
少なくありません。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(12/12)の貴金属価格（9:30価格）】
　ゴールド：23,629円/g（+317）
　プラチナ：9,413円/g（+166）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます（平日のみ）

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