金（ゴールド）は損得ではなく安心感で売る

1820 Gold

地方新聞の中国新聞、
時間があるときに日経新聞と
併せて読んでいるのですが
面白い広告をみつけました。

「#かってほしい」という
ハッシュタグがついた
何ともストレートな広告。

この内容とはプロ野球の
広島東洋カープが販売する
ユニフォームの宣伝。

プロ野球も前半戦が終わり
後半戦に入りました。

で、カープの今年の
キャッチフレーズでもある
”バリバリバリ”をモチーフに
デザインされた限定ユニフォーム。

そのユニフォームを試合で
選手が着るから…という名目での
新聞広告ではありました。

ちなみにハッシュタグが
敢えて”かってほしい”と
ひらがなとなっている理由は
買って欲しいと勝って欲しいの
ふたつの意味が込められたため。

カープは本当にパッとせず
今年は最下位争いをしている状況で
なおかつコロナ禍で入場制限もあり
会場での物販が落ち込んでいる（？）
…という状況だからでしょうか。

この限定ユニフォームは
7月に発売されたのですが
まだ売り切れてない状況ってのは
ここ数年では久しぶりのこと。

カープ女子が流行って、
成績が優秀だった頃の限定商品は
速攻で売り切れてしまいサイトも
パンクするような状況。

レプリカ版の8,000円と
プロモデル版の35,000円があり
プロモデル版が既に完売したのは
ちょっとビックリしました。

ただ、今まで球団側から
お願いするようなメッセージを
あまり見なかったので今回の
新聞広告には驚きましたね。

買うかどうかは人次第

このようなコピーライティングで
商品やサービスを購入していただく
メッセージはたくさんあります。

そして、心理学を応用することで
読み手を行動させるよう促すことも
不可能ではありません。

しかし、現物資産である
金（ゴールド）に関しては
そういうメッセージをしてません。

なぜなら、無理させて
買うべき物ではないため。

利益目的ではないので
ローンを組んでみたり、
お金がないのに無理して買う
…といったことはNG。

なので広告などでは
・高いから売り時ですよ
・これから高騰する今が買い時
といった価格面を通した
メッセージは控えています。

これも金（ゴールド）は
市場価格によって決まるという
価格変動商品であるため。

将来的に高くなります…
これからは安くなります…
というような値段の予想が
できない商品であるため、
言い切れることはできません。

そんな特徴があるのに
重要な部分を伝えれてないと
誇大表示など法律に抵触する
可能性もあります。

ちなみに過去にこれだけ
高騰しましたという事実を
伝えることはあります。

これはあくまでも今までに
実際起こったことであるため
否定できなことですがそれが
将来起こるとは限りません。

金価格はマーケットだけでなく
国内相場だと為替の要因も絡む
予想がとても難しいもの。

そのため、短期的な価格動向は
なかなか投資に向きません。

過去の動向に触れるだけなら
ともかく将来めちゃくちゃ
高騰する断言は難しいのです。

将来の収益を約束できないのに
今が買い時からと推奨はできません。

とはいえあくまでも資産として
何かあったときに役立てることは
間違えのない事実ではあります。

金（ゴールド）を売るなら
損得や収益ではなく
安心感を売るってことですね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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　ゴールド：7,111円/g（-6）
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