金地金（インゴット）で一番重要な刻印とは？

1877 Gold

掃除していると昔使ってた
財布がポロッと出てきました。

財布が見つかると中身が
気になるところでしてすぐさま
チェックするもお金はなし。

領収書とレシートしか
入っていませんでした（笑）

で、一応ゴミではあるけど
チェックしてみるも中身は
なんと真っ白けっけ。

どうやら印字が消えたようで
うっすらと何か見えそうでしたが
パッと見では読めないほど
文字が見えなくなってました。

レシートに使われる紙は
通常化学反応で印字される
感熱紙が使われます。

黒いインクを印字するのでなく
化学反応で文字部分を黒く
発色する構造になってます。

よく小さい時に爪で
引っ掻いては遊んだものです。

この構造もインク代を削減でき
小さなレジに大きなインクを
詰める必要がないので感熱紙が
主に使われてる背景があります。

とはいえ熱に弱いので
早くて3年長くても10年経つと
文字が薄れて消えてしまう
リスクがあるワケです。

ちなみに消えた文字は
復元することが不可能。

ですので最近では
感熱紙以外の紙であったり
デジタルデータをメール送信等
レシートの運用も変わってます。

法人は税法上7年はレシートや
領収書を保管する義務があるので
レジのレシートでなくきちんとした
領収書をもらうことが多いワケですね。

とはいえ文字が消えるとは
なかなか不便なものです。

感熱紙に代用されるような
紙や印字できるような仕組みが
出来ればインでしょうけどね。

地金の刻印がない…

金地金を買い取って欲しい
ってことで大量の地金を
お持ちになったお客様。

早速買い取るブツを
見せていただいたのですが
中には保管状況のせいか
刻印が消えてるのがありました。

元々は重量刻印のない
地金ではあったのですが今回は
更に品位とブランド刻印が
一部消えてしまっていたのです。

今回の金地金は歯科用で
ひとつひとつが5gほどの
小さなものばかりでした。

それらを一緒にしていて
擦れたから刻印が無くなったのか…
とも感じましたがなかなかこう
綺麗に刻印は消えないもの。

ってなると製造した業者の
技術力のせいかもしれません。

さて、このブログでも
何度かお伝えしてはいますが
金地金（インゴット・バー）で
重要なのは刻印と言ってます。

ブランドと純度と重量

この3つの情報は金地金の
買取を決める重要な要素なのです。

ちなみに地金番号もありますが
重量によっては刻印されないので
今回は割愛しております。

これらはひとつでも欠けると
買取価格が下がっていきますが
中でも特に重要な刻印情報が
純度（品位とも言います）

重量は計測することによって
実測値を把握することができます。

ブランドは製造元が分かるので
商品自体の信憑性に繋がりますが
金（ゴールド）という物でみると
そこまで重要ではない情報。

重量やブランドの刻印がない場合
買取価格が間違いなく下がりますが
買い取れないことはありません。

しかし、純度情報がないと
計測自体も専用器具が必要であり
時間も手間も掛かってしまうので
買い取れないケースが多いです。

純金は柔らかい金属なので
意図的に刻印を消すことは
簡単にできます。

とはいえ刻印が消えると
間違いなく買取価格は下がり
場合によっては買い取り自体が
できなくなることもあります。

滅多にないとは思いますが
そんな金（ゴールド）があれば
品位測定器がある弊社へ
ご相談ください。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

【本日(10/26)の貴金属価格】
　ゴールド：7,318円/g（+63）
　プラチナ：4,337円/g（+64）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
紫色から下にいくにつれてナチュラルからに移り変わる美しいバイカラークォーツ。
ドイツの有名な宝石カッター（ムーンシュタイナー一族）による1点物のネックレスです。

素材：K18WG、バイカラークォーツ
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