金価格高騰で地金リングと購入サイズに影響？！

2503 Gold

毎年行っている展示会で
お客様がこんな話をされました。

”最近は地金のリングは
バリエーションが少ないわね…”

そのお客様は地金の
ジュエリーが大好きでして
宝石は一切要らないという方。

何かしら毎年地金の
ジュエリーを購入されることもあり
そういった話をされました。

出来る限り地金のジュエリーは
揃えるようにメーカーさん・問屋さんに
お願いしてはいるのですが確かに
この数年は種類が少ないです。

確かにあまり展示会では
地金のジュエリーを見ないなぁ
とは感じてますがその通りです。

なぜならば金価格の高騰で
重量のあるジュエリーをある程度
揃えることが難しいため。

金価格が上がるということは
地金（宝石のない貴金属のみ）の
ジュエリーにおいて材料費も比例して
高くなるということ。

特に大きいデザインは
地金を使う量も増えるので
そうなると値段も上がります。

値段が上がるということは
それだけ売れにくくなるワケで
メーカーとしてはそういった商品を
あまり揃えたくはありません。

そういった金相場の事情が
あったので、ジュエリーの展示会で
地金ジュエリーのバリエーションが
少なく思うのもやむを得ないこと。

ジュエリーの中でも宝石が無い
地金ジュエリーというのはそもそも
宝石付きのよりニーズは少ないもの。

それが原材料費の上昇によって
更に地金ジュエリーのバリエーションが
減るのは致し方のないことなので
お客様からそう思われてしまっても
しょうがないでしょうね。

そういった事情があるので
リングに限らず地金ジュエリーは
全体的にボリュームの少ないデザインの
商品が増えている気はします。

高価になるとそれだけ…

金価格が上昇するってことは
それだけ金製品も高くなります。

相場に併せて動くので
これはジュエリーに限らず
インゴットやコインも同様のこと。

で、高くなればなるほど
売却金額も上がりますけど
そうなるとコレを気にする方が
いらっしゃいます。

コレというのは

税金

現物資産のゴールドでは
年間50万円超の利益が発生すると
譲渡所得の控除を超えるため
確定申告が必要となります。

金価格が上昇するってことは
昔、相場が今よりも安いときに
ゴールドを買った方からすると、
利益が出やすい…ということ。

売却益が出るのはいいけども
多く出てしまうと税金という
出費に至るということです。

そういった状況もあり
最近は過去に買ったゴールドを
一度売却して小さいサイズで
持ち直すという方も増えてます。

数年前まではそれこそ
100gサイズが人気でしたが
最近では50gバー・コインの
需要が高まっております。

今月に入ってからは
若干相場が下落傾向であるものの
たった1gで9000円以上の相場は
なかなか崩れない状況。

100gだと90万円以上で
相場が今よりも上がると
100万円を超える可能性もあり
それだけ売却益も50万円超と
なりやすいためでもあります。

そのため、手数料は掛かれど
100gよりも小さいサイズで持ち
贈与や相続に備えて運用する方が
増えているということです。

税金が発生するとなると
売却益による所得税と
翌年も住民税など一部の
税金が増えてしまいます。

そういった背景もあって
この数年は500gや1000gの
インゴットはほぼ動きません。

買取で見ることはあれど
販売でそういった大きなサイズを
購入するのは法人名義が多いです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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