2102 Gold
今なおロシアからの攻撃が
続いているウクライナ。
そのウクライナの中央銀行が
主要政策金利を10%→25%に
引き上げることを発表しました。
2月末からロシアの侵攻を受け
初めてとなる金融政策の変更。
この意図としては
軍事侵攻によって経済活動に
大打撃を受けている背景。
そして、それによって
インフレの加速を抑制する
というのが理由にあります。
ウクライナにおいて
5月度のインフレは約17%と
当時は金利を上回ったため
そのままだとインフレが加速。
何と言っても物価が高いから
金利を上回るとなるとそれだけ
貸す側が損をするので…。
そういった状況を打破すべく
大幅な利上げに踏み切った
と予想されております。
ウクライナに限らずですが
インフレを抑制するために
この金利を上げるのは常套手段。
なぜこういう動きかというと
インフレを抑制するというのは
消費者にお金を使わなくさせて
企業に商品価格を下げさせる
…という誘導をするため。
金利が上がってしまうと
家や自動車などのローンでの
金利も上がり返済が大変になるので
そういった商品購入を抑制します。
また企業側としても金融機関から
借入する時の利息も高まるので
投資をする機会が減るので
企業としての消費も減ります。
消費が減っても企業としては
売上を作る必要があるワケで
結果として値段を下げざるを得ない
状況に追い込むということ。
インフレになると
政府が金利を上げるというのは
こういった意図のため。
アメリカでもここ数ヶ月の
インフレ対策として金利の利上げを
行ってきていますからね。
どちらに向いていくのか?!
インフレ傾向になると
金利を利上げする傾向になる
…と先ほどお伝えしました。
ここで金相場を絡めた話を
少しお伝えしたいと思います。
インフレ傾向になると
物価が上がる現象であるため
金価格も併せて高くなる
可能性が上がってきます。
そして、金利ですけども
金利が上がると機関投資家等が
そちらへ投資するために
金価格は下がりやすくなる
傾向となるのがセオリー。
つまり、インフレと
金利利上げが同時に起こると
金相場にとってみれば
イーブンな関係ということ。
単純な要因として考えると
金相場は動かなくみえますが
インフレ率と金利利幅と
それ以外の要因で動きます。
特に最近はインフレが
長期化しているのと率も徐々に
高まっていることが金相場に
影響している感じとなってます。
インフレは世界全体の
不安定な要素もありますが
エネルギー資源全体の高まりから
脱炭素化による要因もあると
専門家も伝えています。
そして、今年2月末から
始まったウクライナ有事や
それに付随する先行き不安感。
つまり、金利の利上げはあれど
それ以上にインフレの幅が多いので
金価格は高値をキープしています。
コロナ禍前の価格も今や
安いと言われている相場観。
今後はインフレが緩和されて
有事も解消され、金融政策解除となると
金相場が下がることも予想されます。
ただ、ここ最近の有事を
体感してしまうと金相場が落ちても
また買われて結局のところ
コロナ禍前の価格キープは
難しいのではないかと感じた次第。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you.
【本日(6/8)の貴金属価格】
ゴールド:8,731円/g(+99)
プラチナ:4,798円/g(-24)
※田中貴金属公表の税込小売価格<金運メッセージ付きゴールド開運純金名刺>
無料見積もり
ナカオカのLINE@登録し、
画像を送付頂ければ、
来店不要でお見積もりできます↓↓
メルマガ登録フォーム
登録は以下の画像をクリック↓↓
住所:広島市中区堀川町5-10(金座街)
TEL:082-246-7788
営業時間:10時~19時(水曜定休日)
HP:https://nakaoka-inc.com/