インゴットはグラム、コインや海外取引がオンスな理由

投稿日:

2765 Gold

 

先日海外ブランドの
インゴットをお買い取り。

海外ブランドの買取取引は
よくあることでして今回のブランドも
これまでに何度も買い取った
定番のものではありました。

しかし、今回のインゴットは
いつもと少し違った仕様のもの。

 

何がいつもと違ったかというと
重量の単位でして、よくみる
インゴットに刻印された重量表記は
グラムですが今回はオンス。

買い取ったインゴットには
1oz(オンス)という刻印が
施されていました。

ちなみに貴金属の世界で
1ozは31.1035gです。

 

このオンスという単位自体
貴金属の業界においては
特別なものではないのですが
インゴットであまり見ないもの。

特に日本国内だと重量の
標準単位にグラムが採用されており、
見る機会も限られます。

 

インゴットと一緒に
販売している資産用の金貨
(地金型金貨)ではオンスが
使われています。

これは海外で発行され
世界での幅広い流通が目的なので
海外金市場の重量表記でもある
オンスが採用されているワケです。

そのため、当店で販売してる
ウィーン金貨ハーモニーと
メイプルリーフ金貨は
オンス単位の仕様です。

 

ちなみにオンス表記の
この度のインゴット。

買い取りにおいて
何か不利になることが
あるかというとあまり無し。

 

ブランドがしっかりしており
純度の刻印もきちんとあれば
重量がオンスでも影響は
ほぼありません。

今回お買い取りした
オンス刻印のインゴットも
重量すると31.1035gよりも
重かったのでその通りの
お買い取りとなりました

 

 

海外ではなぜオンス?

日本の重量表記は一般的に
グラム(g)が使われています。

これは国際標準である
メートル法に沿っているのが
背景にあるためでインゴットに限らず
ほとんどのものがグラム表記。

 

ですが、今回のインゴット、
そしてコインに関してだったり
海外金市場での重量というのは
オンス(oz)が採用されています。

この理由は何なのかというと
昔からの歴史の流れに沿って
仕組みを変えていないため。

 

かつて、世界でゴールドが
取引されていた時代というのは
遡ること古代ローマ帝国。

大きな国だったこともあり
持ち主によってサイズや重量が
異なるがためにそれを統一すべく
設けられた基準がオンス。

 

ただ、オンスと言っても
厳密には常用・薬用・トロイの
3種類に分かれているのですが
貴金属の世界ではトロイオンス。

常用オンスに関しては
28.3495グラムなのですが
薬用・トロイは31.1035グラムと
数字が異なるので要注意です。

同じオンスという名の付く単位でも
グラム換算が違う理由としては
基準となっている元が異なるため。

 

常用オンスはお肉などの
重量で使われることがある
ポンドがベースとなってるが
トロイオンスはグレーンという単位。

それぞれ穀物の大麦が由来だが
ポンドは人間1日の大麦消費量に対し、
グレーンは大麦の種1粒の重要と
ベースが異なるので常用オンスと
トロイオンスのグラムも異なるワケです。

 

そのような背景があって
金市場での取引における重量は
オンス(トロイオンス)が採用。

インゴットは企業が作るもので
その国で採用している重量グラムが
採用されますが、コインは造幣局が作り
世界での流通を目指しているので
貴金属共通表記のトロイオンスが採用。

金製品でもグラムとオンスが
混ざってる事情としては
このような感じですね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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