相続で揉めやすい金（ゴールド）は名義が重要

1655 Gold

先日ご来店されたお客様、
ひどくお疲れだったようで
気が紛れるかと思い、
色々とお話してみました。

するとどうやら旦那様が
最近他界されたようで、
その相続対応に追われて
多忙だった様子。

亡くなられただけでも
ダメージはあるハズですが
後処理が大変だったようで
表情に出るほど…。

その鬱憤やストレスのせいか
話もだんだん止まらなくなり、
お話を聞かせてもらいました。

個人情報なので細かな話を
出すことはできませんが
よくある話ではあるので一部を
シェアしたいと思います。

亡くなった旦那様は
投資をされていたようで
特に株式投資に関して
頻繁に行ってた方。

長期運用ならまだしも
短期で売買することが多く
亡くなったときも証券口座に
何十万円かの資産が
残っていたようでした。

全て現金に換金してあれば
まだ楽ではあったのですが、
それが株状態だったので
銀行とのやりとりが結構
面倒だったようです。

また、株だけではなく
他の投資にも色々と
手を出されていた様子…。

保有している投資や資産も
種類が少なければまだ
良かったけど色んな会社や機関と
関わる必要があったようです。

そんなこんなで相続処理に
色々と走り回ったり電話したりと
考えることが多く体力的にも
お疲れだったのでした。

ちなみに銀行口座は
10年ほど前まで遡って
チェックされるようです。

振込処理なら相手が明記され
まだ把握しやすいのですが
本人による預金・出金となると
振り返る必要があるので
これはこれで大変ですね…。

金（ゴールド）を残す

今回ご来店された理由は
旦那様が持っていたという
金（ゴールド）の査定。

どうやら貸金庫に
預けていたものらしく
相続調査でインゴットが
いくつか出てきたのでした。

金があることは奥様も
知らなかったようで今回の相続で
初めて分かったようです。

で、伝票を見ると
ナカオカで購入したもの。

ではあったのですが
約12年前に買われており
インゴットと一緒に伝票と
手紙が入っていたのでした。

その手紙には奥様に向けた
一言メッセージが
添えてあったようです。

お金に困ることがあれば
この金を換金して
自由に使ってくれ。

…という内容。

投資好きな旦那様でしたが
資産を守って次の世代へ
受け継ぐために金（ゴールド）を
残していたのでした。

まさか金を持っているなんて
思ってもいなかったようで
出てきた際には色々と想いが
込み上げてきたようです…。

ただ、事前に遺言書を
残していたようで金は無事
円満に相続されたようです。

高額品である金は
伝票など持ち主の名義が
書かれた書類がないと
相続においてとても
トラブルになりやすい商品。

今回は配偶者が金の
存在を知らなかったけど
遺言書のおかげで何とか
揉めずに済んだようです。

今では無名や上様など
誰の物かが分からないようには
済まないようなってますが
何十年も前だとそういった
可能性はあります。

もし、名義がハッキリしてない
金（ゴールド）があれば
まずは明確にしておくことが
相続リスク軽減に繋がります。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

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