イスラエルがイランを攻撃！核と原油が絡むと高まる有事リスク

3207 Gold

2025年6月13日未明、
イスラエル軍がイラン内にある
複数の核関連施設攻撃を実施。

革命防衛隊の高官を
殺害したとして発表。

アメリカの後ろ盾がある
イスラエルではあったのだが
慎重論を押し切り、ついに
攻撃へと踏み切った。

ビデオ声明によると
あくまで自国を守るためだ！
とのことであるがまだまだ
継続する意思を固めている。

イスラエルとイランといえば
昨年4月イスラエルはシリアの
イラン大使館攻撃から始まった。

そして、同年10月には
イスラエルとイランはお互いに
攻撃を実施し、しばらくは
落ち着いている状況ではあった。

そんな10月の衝突以来で
今回攻撃を受けたイランは
イスラエルにドローンによる
報復攻撃を開始。

これによって中東リスクが
再び勃発してしまった。

今回のイスラエルの攻撃作戦は
司令官やミサイル工場を標的とした
ライジング・ライオンと呼ばれるもの。

イスラエル軍当局者は、
イランが近い内に数十個の核爆弾を
製造できる物質を保有していると主張。

核施設があるナタンズに対し、
複数回攻撃を仕掛けたのも
核設備の保有を妨げるとして
行ったものとみられてます。

イランの核開発をめぐっては
アメリカのトランプ大統領がこれまで
イランとの間で核開発を制限する旨、
合意実現に向けて交渉してきた。

その真っ最中ではあったのですが
この度のイスラエルによる攻撃は
今までのアメリカの外交努力を
無くしてしまうかの行動。

トランプ大統領はそれを
事前に危惧していたのでしょう。

イスラエルが動く前日に
攻撃する可能性が高いと
ホワイトハウスで話してました。

11日にイランバグダッドの
アメリカ大使館職員らに
退避指示を出していたのもあり
事前に情報を知っていた可能性も
あったのかもしれませんね。

核やエネルギー資源が絡む有事

今回イスラエルがイランに対し
攻撃したのは核兵器のちらつきが
背景にありました。

イランが核兵器の完成間近であり
その情報をリークしたイスラエルが
ある意味先走って起こったもの。

ただ、こうした核兵器関連の
有事というのは一気にリスクが高まり
金価格が上がりやすい傾向となります。

核兵器の脅威は人類の生存に関わる
問題であるため、通常の地政学的リスクを
遥かに超える影響が金融市場へ届きます。

今回も例外ではなく、株式市場が
混乱する中でゴールドに関しては
上昇となりリスクヘッジ資産の
役割を果たしました。

また、今回は更に中東での
有事というのもポイントでした。

中東地方は原油を取り仕切っている
世界のエネルギー供給の要でもあります。

1980年代のオイルショックの時期に比べ
現在は天然ガスなど他のエネルギーが
誕生し、需要が伸びてきていることから
昔ほどの影響はないかもしれません。

ただ、原油というのは
エネルギーや原材料として
幅広い需要があるため決して
無視できない物ではあります。

そのため、中東の政治的不安定は
原油価格の上昇を招くことによって
世界経済全体へのインフレ圧力を
もたらす可能性もある事象。

核とエネルギー資源のダブルに
影響するからこそ金融市場は
混乱を招きやすくインフレに繋がる
そういったリスクがあるのです。

核兵器に関する有事と中東地域の
エネルギーリスクが同時に発生した
現在の状況は金投資にとって
極めて有利な環境ではあります。

これはお金や株式、債券と異なり、
世界で通用する無国籍通貨であり、
人の手で作れない資源であるため。

有事の金（ゴールド）という
言葉はあるけども他の貴金属、
有事のプラチナ、有事のシルバーという
言葉は存在しません。

どこでもお金の代わりとなり、
かつ有事で上がりやすい貴金属は
ゴールドでしかないためです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you.

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　ゴールド：17,364円/g（-91）
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