ジュエリーを売却したときに確定申告は必要？！

1895 Gold

金地金の売買をするので
基本的に来店されるお客様は
インゴットや金貨がメイン。

そのため貴金属買取も
行っているのでジュエリーの
お買取りもするのですが
その際に聞かれた話です。

ジュエリーの買取って
税金の対象になるの？？

ジュエリーというのは
金やプラチナ等の貴金属と
天然宝石がセットのアイテム。

貴金属は市場価格に連動し、
宝石は生活必需品より高い部類。

そのため、貴金属の量、
宝石も稀少性のあるものだと
何十万円となることもあります。

ではそんなジュエリーの
税金ではあるのですが一応
決まりが存在してます。

では売却してどんな場合に
確定申告対象になるかというと
1点（または1組）の売却金額が
30万円を越えの場合。

ここでミソなのは1点、
もしくは1組（ピアスなどのセット品）なのと
売却金額（売ったときの金額）ってこと。

資産用のインゴットやコインは
売却益（買ったときと売ったときの差）で
計上されるのですがジュエリーは
単純に売ったときの価格なのです。

何十点もあるジュエリーを売って
買取価格が30万円を超えたとしても
単価が超えてなければOKなのです。

あくまでも1点単品の
買取金額が30万円越えなければ
確定申告は不要なのです。

これは国税庁のHPにも
記載されていることですが
こう定められている背景は
ジュエリーが生活用動産として
扱われていることにあります。

30万円越えのジュエリーとなると
なかなか見ることはないのですが
こういう法律があるので
売却の際はお気を付けください。

マネロン対策の弱い日本

今年の3月にFATFという機関が
日本へのマネロン対策評価を行い
報告書を公表しました。

【FATFとは】
Financial Action Task Forceの略で金融活動作業部会の意味。
1989年のアルシュ・サミット経済宣言を受けて設立され、マネーローンダリング・テロ資金供与対策の国際基準（FATF勧告）を策定し、その履行状況について多国間で相互審査を行っている。
現在、G7を含む37カ国・2地域機関が加盟しており、その他９つのFATF型地域体を加えると、FATF勧告は、世界205の国・地域に適用されている。
※金融庁HPより抜粋

…つまりお互いの国でマネロン対策が
きちんと行われているか監査しあおう
という仕組みのことです。

で、日本の評価ですが
”重点フォローアップ国”として
扱われる結果となりました。

つまり対策が不十分として
評価されてしまったということ。

この結果を受けて財務省は
より一層対策を強化するために
金融機関等の監督やマネロン、
テロ資金に関係する捜査・訴追強化を行う
計画を作るということになりました。

今後3年掛けて対策していく
行動計画書も公表されており
ひょっとしたら今まで以上に
規制が厳しくなる可能性はあります。

現在は200万円を超える
金の購入時には本人確認書類の
コピーが必要とされますがこれも
マネロン対策によって決まったもの。

資金洗浄として使われてない…
反社会的勢力の手に渡ってない…

そんなことを把握するために
本人確認を行う作業が増えましたが
ひょっとしたら金取引においても
更なる規制が…ということです。

確かに現金に比べると
金やプラチナといった貴金属は
匿名性が高い資産商品。

真っ先にテコが入るのも
否定はできませんからね。

どうなるかはまだまだ
分かってはいないところですが
価値が上がれば上がるほど
注目されてしまうもの。

金価格の高騰によって
メディアや政府の目が集まると
規制強化も加速度も否めないところです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

【本日(11/13)の貴金属価格】
　ゴールド：7,552円/g（+0）
　プラチナ：4,430円/g（-32）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
ダイヤモンドをミラーカットされたプラチナが囲う珍しいデザインのネックレス。
シンプルながらもプラチナがダイヤモンドを更に惹きたて、眩しいばかりの輝きを放ちます。

素材：Pt850、天然ダイヤモンド（0.30ct、IF、Lカラー、3EX）
詳細：https://nakaoka.official.ec/items/54985356