記念金貨が額面以上の値段で販売される理由

投稿日:

1804 Gold

 

先日、県外から電話があり
こんなお問い合わせをいただきました。

東京2020オリンピックエンブレム
純金純銀メダリオンセットは
まだ販売されていますか?
…という内容。

 

このメダリオンセットは
この度の東京オリンピックが
開催される前の2019年に
発売開始となった記念コイン。

公式ライセンス商品ってことで
弊社でも取り扱いを行っており
当初は何セットか売れたものの
それ以降は音沙汰無し。

当初、2020年に開催予定だった
オリンピックが1年先延ばしと
なったので忘れ去られていたのかな
…なんて思っていました。

 

で、何セットか在庫を
持ってはいたのですが7月から
オリンピックも何とか開催。

オリンピックが始まると
そんなメダルのこともいつしか
思い出されたのもあってお店には
商品がない状況でした。

 

今回電話をくださった方は
地元の取扱店を調べて
色々と探し回ったようですが
どこもかしこも売り切れ。

メダリオンセットは製造して
ライセンスを取った量しかない
限定商品なので在庫分がなくなれば
それで販売終了という商品。

なのでお店へ行っても
注文すらできなかったようで
弊社に電話されたワケでした。

 

特に今回のオリンピックは
これまでで最もメダルを
獲得した数が多い大会。

地元開催ってだけでなく
そんな記念にもなるので
欲しい人も当初よりグッと
増えたのかもしれません。

ちなみにパラリンピックの
メダリオンセットに関しては
数の都合があったこともあってか
早い段階で完売しました。

 

記念メダルというのは
読んで字の如しで目的としては
趣向性の高い収集型のコイン。

ですので資産目的の
地金型に比べて素材価値として
換金率が低いというのが特徴。

ですが、コレクション性を
備えているので場合によっては
買ったときより高くなる可能性も
秘めている商品でもあります。

 

これは記念メダルだけでなく
金製の記念貨幣も同じことです。

 

たとえば額面が10万円の
天皇陛下即位記念貨幣ですが
これは銀行で10万円に両替できる
金貨ではあります。

ただ、購入するときは
額面どおりの値段では
販売されておりません。

これについて財務省からは
”純金を使用し、加工も特殊。
製造コストが額面価格を上回る
プレミアム型の貨幣である。”
と説明しております。

 

そんな貨幣扱いの金貨も
場合によっては10万円以上で
買い取ってくれる業者も
たまにチラシで宣伝してます。

これも結局のところは
先ほどのプレミアムという点で
買取価格に加味されている
ってことでもあります。

 

…で、この度のオリンピック
メダリオンセットは知り合いの
取引先にあたってみたものの
ご準備できませんでした…。

数量限定ってのもあって
さすがに販売から2年も経過すると
難しいですね。。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(8/14)の貴金属価格】
 ゴールド:6,963円/g(+59)
 プラチナ:4,108円/g(+15)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

【今週の逸品】
可愛らしいチューリップデザインのPRIVATE LABEL(プライベートレーベル)。
センターにブルーサファイアをあしらった乙女心をくすぶるデザインリング。

素材:K18WG、天然サファイア
詳細:https://www.mercari.com/jp/items/m23881285828/

 

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