2859 Gold
先日プラチナの指輪を
査定して欲しいとのことで
ご依頼いただきました。
指輪ってことで内側の
刻印を確認したのですが
珍しい刻印でした。
なぜならばその刻印は
Pt585と施されており
やや純度が低いものなため。
Pt585ってことなので
1000分率における数字で
58.5%の純プラチナと
それ以外の金属の合金。
プラチナの価格が高い
昔に出回ったものでして
最近はあまりこの純度の
プラチナ商品を見ませんね。
相場が高いってことは
当然プラチナを使った商品は
値段が上がるということ。
ならば純度を下げることで
販売価格を抑えた商品ならば
手が出やすいかもしれない…
そんな事情で生まれたのが
このPt585の純度商品の
特徴ではあります。
ってことでそんなPt585の
指輪の買取でしたけども
残念ながら当店の買取では
この純度は受け付けておらず。。
プラチナの買取に関しては
純度Pt750であり、それを下回ると
当店では買い取っていません。
なので、純度確認だけして
お返しすることになりました。
ただ、これは当店の基準
いわば田中貴金属のリタナカを
採用しているお店に限った話。
純度は低くともプラチナが
含まれてる以上、リタナカでない
お店でも買い取ってくれる可能性は
あるということです。
ちなみにゴールドに関しても
リタナカでは買い取りできない
純度というのがあります。
それはK9を下回るもので
K9（純度が9/24）であれば
お買い取りできるのですが
下回ると買い取れません。
そこまで純度が低い商品は
流通量も低いのですが
そういう事情もあるので
要注意ではありますね。
低純度のアイテム
先日、K5と刻印された
リングをご売却にお客様が
ご来店されました。
K5とのことなので
24分率にあてはめていくと
5/24＝20.8%となるので
ゴールドの含有量もそれぐらい。
当店ではK5に関しては
買取できなかったので他店へ
お持ち込みされたようですが
手放す理由は金属アレルギー。
初めて金製品のジュエリーを
買われたのがこの度の純度K5の
リングだったのですがどうやら
ゴールドが含まれているから
大丈夫だろう！…との判断。
ゴールドは金属アレルギーを
発祥しないから問題ないと
思い込んでの購入だったそうです。
たしかにゴールドは含まれても
もしかしたら他に混ざっている金属が
アレルギーを及ぼすこともあるので
何とも言えないところではあります。
しばらく身に付けてたら
赤みを帯びてきたので
使わなくなったとのこと。
指輪で金属アレルギーは
ピアスやネックレスに比べると
なりにくいものではありますが
それだけ反応に弱かった
可能性もあったのでしょう。
また、売却の理由は
金属アレルギーだけでなく
換金できると判断したのも
一因にあったようです。
購入される際にシルバーの
クロムハーツと迷ったようですが
シルバーだと換金できても
数百円程度です。
ブランドとしての価値も加わり
高値になる可能性はあれど
素材価値としてはその程度。
最近は金価格高騰により
金製品も純度の低い商品を出す
お店も増えてきています。
純度を落とすことで確かに
安い低価格品を提供できますが
あまりにも純度が低いと
換金できるお店も限定されます。
貴金属品を購入するなら
その辺も踏まえて選ぶことも
大切ってことですね。
（もちろん金属アレルギーも）
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(7/5)の貴金属価格】
ゴールド：13,494円/g（-21）
プラチナ：5,809円/g（-10）
※田中貴金属公表の税込小売価格＜ノイズを消し去るピンキーリング＞
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