2860 Gold
当社のお得意様より
一本の電話がありました。
”買取価格がえらい安いけど
何かあったんですかね？”
といった内容のもの。
確かに電話いただいた日は
前日より値段が下がってたので
安くはなっていたのですが
買取価格は小売価格以上に
下がってました。
なぜ買取価格だけが
下がったのかというと
スプレッドが大きくなったため。
スプレッドというのは
直訳すると広さというもので
今回のようなケースだと
小売価格と買取価格の差額。
実際に数字で示すと
分かりやすいのですが
7月からは以下の通り売買差が
拡がっていたのでした。
＜貴金属価格比較＞
・6/28…小売：13,263円 買取：13,154円
・7/1…小売：13,280円 買取：13,143円
6/30は土日なので平日の
6/28で価格を出していますが
小売価格が6/28の方が安いので
買取価格も6/28の方が安いはずが
そうではなくなってます。
実際に売買差を出してみると
以下の通り一目瞭然ですが
スプレッドが広がってました。
＜売買差比較＞
・6/28…109円
・7/1…137円
当店は田中貴金属工業の
特約店なので田中貴金属系列は
同じようなスプレッドです。
では他の地金商が
どうなっていたのかというと
若干価格差はあるのですが同様に
スプレッドが広がってました。
石福貴金属に三菱マテリアル、
若干小売価格と買取価格の違いは
あれど徳力本店もスプレッドが
広くなっていました。
相場が上がるほど広がりやすい
このスプレッドは先ほど
地金商が足並みを揃えたように
販売側が決めるもの。
当店は特約店なので
田中貴金属工業が決めます。
もちろんその計算方法等の
展開は弊社に連絡されてないので
理由等も含めて分かりません。
ただ、これまでの価格を
確認してみたところですが
相場が上がれば上がるほど
スプレッドは拡大傾向。
このスプレッドを毎日見ると
そこまで変動がないので恐らく
固定で決まっている感じです。
ただ、一定の相場を超えると
スプレッドが拡がっている
動きになってはいました。
7月1日から20%ほど
スプレッドが広がりましたが
私がこの業界に入った頃というのは
確か80円弱だったかと思います。
当時から比べると基本的に
相場が上がるとスプレッドも拡がる
そんな傾向にあります。
弊社で決めるものではなく
こればっかりはどうにもなりませんが
スプレッドは常に固定ではない
ということではあるということ。
ちなみにですがプラチナも
確認してみたところ10円/gほど
スプレッドが拡がってましたね。
こちらも7月1日からでして
それまでは164円/g前後だったのが
175円/gほどになってました。
過去の相場を見たところ
現在のスプレッドと同じくらいの
時期もあったのを見ると
メインは相場の影響でしょうね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(7/6)の貴金属価格】
ゴールド：13,642円/g（+148）
プラチナ：5,955円/g（+146）
※田中貴金属公表の税込小売価格＜ノイズを消し去るピンキーリング＞
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