2710 Gold
先日お客様からインゴットを
お買い取りしたのですけども
”当時このチラシを見て買った!”
とのことで見せてもらいました。
すると確かにお店の情報あり、
値段の記載もある古い新聞広告に
金地金販売と書かれてました。
お店の名前を見ると
ダイエーとあったのですが
昔は広島市内にたくさん
あった総合スーパー。
今はイオングループの
子会社となっていますが
広島駅南口に1棟店を構えたり
業績の良い時期もありました。
私も小さいころに何度か
訪れた記憶があるのですが
そのときはイオンよりも
ダイエーが多かったです。
ですが現在は広島市内に
ほとんどお店は無い状態。
そんな懐かしいダイエーを
思い出しながら広告を見ましたが
日付が昭和48年(1973年)4月。
広告に書いてあったのが
1グラム770円ということで
今の価格に比べるとかなり安く
買えたということですよ。
ちなみにこの1973年4月は
金輸入自由化が始まった頃で
それまでは日銀が全部買い上げ
値段を決めていました。
それが解禁となったので
広告を出したスーパーでも
販売されたということです。
広告もロンドン・チューリッヒ
金市場より直輸入との記載があり
大きく限定販売と書かれてました。
ちなみに肝心なインゴットは
イギリス・ロンドンに本拠地を構える
上場企業ジョンソン・マッセイ。
近頃なかなか見ない
ジョンソン・マッセイのインゴット。
それもそのハズ、
インゴット等の資産用より
産業用工業用に注力してるので
そっちのイメージの方が世間では
強いためってのもありますね。
謳い文句には要注意
今回お買い取りしたインゴット
重量を計ってみたところ実は
刻印に若干届かないものでした。
若干といっても0.02gほどで
微量ではあるのですが足りない以上
どうしても査定は下がります。
販売したダイエーがまさか
削ったりしないとは思いますが
製造元か移送中にのどちらかに
原因があったのは確実なこと。
(それか持ち主保有中に何かあった?!)
どこに原因があるかはさておき
普通に保管していてもインゴットの
重量が勝手に減りません。
とてつもなく高いとこから落下、
意図的に削ったり切ったりしない限り
そう簡単に重量は減らないもの。
製造元の責任かもしれませんが
こういった商品を扱う小売店にも
非はあるのではないかと思います。
ちなみにその当時の広告を
じっくりと見るとえっと思う
謳い文句が多いんですよね。
”ダイエーならではのお値段で!”
”良い品をどんどん安く”
”限定販売”、”1日限り”
当時のダイエーは恐らく
信用のあったお店だと思うので
こういったメッセージを見て
購入に踏み込んだ方も少なく
なかったのではと思います。
当時は広告の規制も恐らく
今ほど厳しくはなかったでしょうし
ネットもない時代ではあったので
裏付けを取れるネタもなく
やりたい放題だったのでしょう。
広告をする上での基本は
事実であるかどうかであり、
そうなると先ほどの言葉はどれも
微妙なラインとなってきます。
なので、最近のこういった
金製品の販売・買取広告のトレンドは
”最高値更新であるという相場観”や
”買い取った実績”を掲載するもの。
で、これらの情報ですが
どちらも事実ではありますが
後者の実績というのはなかなか
注意しないといけない情報。
なぜならば、広告ではよく
”****円で買い取りました”
とあるのですが、だいたい
その価格は金相場が最高値での
値段記載となっているため。
しかし、実際に売るとなると
お店へ持っていった日の相場で
査定されることとなるので
広告と同じ価格で買い取る
ワケではありません。
景品表示法等の規制で
広告に掲載した買取実績は
その日付と相場も記載されてますが
これがまた小さい文字。
発見できればいいのですが
いかんせん買取広告というのは
情報がごちゃごちゃし過ぎで
目が良くても見つけるのがひと苦労。
広告で掲載されている
買い取り実績も正しい情報ですが
いつ、いくらの金相場の日に
買い取ったかは必ず確認しましょう。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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