貴金属が含まれる残骨灰の行く末

投稿日:

1362 Gold

 

残骨灰という言葉を
あなたはご存知ですか?

 

文字を見ればだいたいの
予想がつくかもしれません。

遺骨を火葬した際に残る
骨や灰ですが、その中でも
骨壺に入らない分があります。

まさに残骨灰というのは
最後の最後まで残った
骨や灰のことを示します。

 

残骨灰の中には入れ歯や
関節などに使われる貴金属が
含まれることがあります。

入れ歯であれば銀や金、
人工関節にはプラチナなども
使われることがあります。

つまり、残骨灰の中にある
貴金属を抽出することによって
精錬してしまえば、売却して
収入になるってことです。

 

そんな残骨灰の扱いに関する
記事が新聞に記載されてました。

故人の尊厳の問題に関わるので
市町村により、この問題には
慎重に検討しているようです。

 

が、広島市ではひとつの
行動を先日打ち出しました。

それは残骨灰を売却して、
市の収入となる仕組みを
検討するということ。

ただ、これは実施する前に
市民にアンケートを行った上で
…という前提条件付きの話。

 

遺族の感情を左右する問題、
全員の答えが一致することは
まずありえないでしょう。

ぜひとも慎重に進めて
いただきたいものです。

 

 

貴金属は蒸発しない!?

金や銀、プラチナといった
貴金属の買い取りをしているため
こんなものをお持ちになる方が
ご来店されます。

入れ歯や差し歯、
メガネにボルトなど…

 

最近では金よりも
セラミックなど人体への
影響が限りなく低い素材が
使われています。

が、技術が進歩するまでは
アレルギーに強い純金製のものが
使われることが多かったようです。
(今でもたまに使われているようですが…)

 

で、そんな金歯を買い取りに
お持ちになる方からは
こんなことを聞かれました。

金歯を付けたまま
火葬されたらどうなるの?

 

金の融点は1064℃なので
それ以上の温度で熱せられると
液状になってしまいます。

それに対し、火葬時の温度は
800℃~1200℃だそうです。

 

温度のムラはあるのですが
平均で見ても約1000℃。

つまり、金であれば
溶けてしまう可能性は
高いってことです。

 

金は燃やしたところで
液状に溶けてしまっても
蒸発することはありません。

それは気化する沸点が
金の場合だと2700℃であり
火葬場や火事程度であれば
よほど起きないため。

 

なので、溶けてしまっても
どこかに残っている可能性は
あるってことです。

 

そんな背景もあって
残骨灰からは金やプラチナが
取れるワケです。

これまで震災が起きた際も
火事には強い資産として
金(ゴールド)がメディアに
取り上げられたことがあります。

 

燃えても大丈夫、
壊れたり割れたとしても
価値が残る金(ゴールド)。

この頑丈さも資産として
大事な要因ですね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/27)の貴金属価格】
 ゴールド:6,537円/g(-90)
 プラチナ:3,238円/g(-56)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

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