銀地金を現物で持つ場合の2つのメリット

1432 Gold

少し前まで店頭販売し、
取引に関する内容をブログに
書いていたこともあってか
問い合わせ頂く銀地金。

金と同様でこれまでにない
高騰っぷりとなっているので
そこに注目している人も
少なくないようです。

で、先日メールから
頂いた問い合わせでは
どうしても現物での銀地金を
購入したいというもの。

他社地金商では在庫切れで
販売中断していることもあり
弊社に連絡が来ました。

ただ、そもそもなぜ
銀地金を欲するのか聞くと
ほとんどの方の答えは
高騰しているため

で、それと合わせて
ほぼツッコまれるのが
なぜこんなに銀地金って
どこにも売ってないの？

確かに田中貴金属では
直営店も特約店も現在は
販売自体を行っておりません。

それに他の地金商でも
こぞって品切れが続いてます。

ただ、この答えって
実はシンプルだったりします。

なぜ銀地金がどこにいっても
売ってないかというと
そもそもの需要が少ないため。

銀の世界需要において
ほぼ半分以上を占める工業用
そして、残りの半分は宝飾品。

資産用としての需要もあれど
全体の約18%ほどであり、
圧倒的に資産用としての
現物準備量は少ないのです。

銀価格の直近の傾向としては
欧州債務問題やアメリカ景気により
2011年に高値をマークしました。

それ以降の銀価格低迷したり
投資需要の活発化で上がったりを
繰り返す動きを見せてました。

ただ、ここ最近は
貴金属全体の相場が上昇傾向。

物でそういった動きなので
そこに目を付けている方が
敢えて現物手段として選ぶ人が
多いのかもしれませんね。

銀を現物で持つメリットは？

銀地金の取引に関して
現在販売は行っていませんが
買取に関しては行っているため
店頭にお持ちになるお客様が
たまにいらっしゃいます。

これからお伝えするのは
そんなお客様から聞いた銀地金を
運用する上でのメリット。

私も銀地金自体は
金やプラチナほど知識や
取引経験がないので接客で
勉強させて頂くこともあります。

というワケでお客様から聞いた
銀地金取引の良いところを
お伝えしてみます。

色々と接客する限り
銀地金の運用については
大きく2点ほどメリットが
あるようでした。

①盗難に遭いにくい

銀地金は地金商によりますが
弊社（田中貴金属系列）でかつて
販売していたサイズは30kg。

30kgというでそう簡単に
持つことはできないし、
大きくかさばるために
盗難に遭いにくいのです。

何より金やプラチナと違い
色褪せたり光沢がないので
価値あるものとみえない
というのがメリット。

もちろん30kgもあれば
10gや100gなどといった
小ぶりのサイズもあります。

ただ、銀相場に関しては
90円/g前後の世界であるため
10gでも1000円に満たなない
金額としても小さい商品。

これなら盗難するメリットも
あまりないかもしれませんね。

そして、もうひとつは

②支払調書対象外

銀地金は工業用目的の需要が高く
単価も安い資産であるため
政府は資産としての認識が
薄い商品でもあります。

そういったこともあり
金やプラチナの場合は
支払調書の対象となりますが
銀地金に関しては対象外。

もちろん利益が出た場合は
確定申告を行う必要はありますが
税務署からの連絡を
回避することはできます。

ただ、200万円分ともなると
約22kgほどの銀地金でないと
到達しない価格です。

それだけの量を保管することが
返ってデメリットにもなる
可能性はありますね。

というワケでこの度は
お客様の声から引っ張った
現物として銀地金を持つ
2つのメリットをお伝えしました。

どちらにも短所はあれど
それをクリアできる環境があれば
魅力的な資産になる可能性を
秘めた貴金属です。

冒頭でお伝えした
メールで問い合わせ頂いた
お客様もメリットを抑えた上での
判断だったのかもしれませんね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(8/5)の貴金属価格】
　ゴールド：7,608円/g（+152）
　プラチナ：3,584円/g（+26）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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