2582 Gold
先日メイプルリーフ金貨を
売却に来店されたお客様。
金相場が上がってる
ということでの来店でしたが
実に購入したときより7倍強。
20年前に購入したようで
すぐに売らず持ってて良かった！
と満足げに取引いただきました。
たまたま、そのお客様は
私の住む町と一緒だったので
地元の話で盛り上がったのですが
こんな話をされました。
このメイプルリーフ金貨、スーパー内に出店していた買取業者に持って行ったら金額がお宅の2/3程度。
私は相場のことを知ってたから、その業者には”ふざけるな！”と一蹴したけど、知らない人は売ってしまうんでしょうね。
…ということでした。
今回売却されたのは
メイプルリーフ金貨の1/2oz。
売却に来店された時点での
当店での買取価格は15万円弱。
ただ、そのスーパーにあった
買取店の見積もりでは10万円ほどで
同日なのにお店によってこれほど
買取価格に差があることに
驚いていらっしゃいました。
その話を聞いて私も
驚いたのですがどうやら
そのお店では買い取って物を
全て溶かすリサイクル扱い。
それでも相場の割には
あまりにも安い買取価格だなぁ
と感じたワケなのですが
まぁそんな業者がいるんだな…と。
こういった話は良く聞きますが
最近はちょっとした地方というか
田舎で多い傾向にある気がします。
恐らくは田舎だから金製品を
持っている人が都市部より多く、
情報弱者が多いため…と思いますが。
同業者としてはあまり
いい気分のしない話でしたが
当社は粛々とやるのみですね。
地金買取とリサイクル
金製品のお買取りですが
大きく2種類に分かれます。
それは地金用のものと
そうではない金製品。
地金用というのは名前の通り
ゴールドの塊なので純度が高く
精錬・分析に掛かる手間やコストが
そこまで必要ないもの。
それ以外の金製品となると
純金商品もあれど、硬化剤や
極微量の他成分が入ってるので
地金よりも精錬・分析における
コストが増えてしまいます。
そういったコストの違いにより
買取価格は地金用とそれ以外で
大きく差が出てきます。
特に地金となると純金の中でも
より高濃度なフォーナインが
採用されております。
純金の定義は99.9%以上ですが
フォーナインはそれよりも
高純度な99.99%であるため
含有量は高いということ。
それならば純度が高い方が
買取価格も高くなるのは
道理ではあります。
なので冒頭でお客様から
話されたメイプルリーフ金貨が
リサイクル扱いとなるのは
納得できない話ではあります。
なんせメイプルリーフ金貨は
純度がフォーナイン（999.9）の
地金型金貨ですからね。
たとえば田中貴金属のHPにも
このように買取価格は地金用と
そうでないもので分かれてます。
【地金相場価格】
【リサイクル価格】
この買取価格も日々の
市場価格に連動するものですが
換金したい金製品もこのサイトの
値段を見ればだいたい分かります。
このサイトからすると
メイプルリーフ金貨1/2ozが
10万円弱での買取価格となると
かなり安いことが分かりますね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you.
【本日(10/2)の貴金属価格】
ゴールド：9,830円/g（-1）
プラチナ：4,906円/g（+16）
※田中貴金属公表の税込小売価格＜ノイズを消し去るピンキーリング＞
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