単純そうで高い技術と品質管理が求められるインゴット

3265 Gold

取引先への打ち合わせに向かう途中、
ふと目に留まったお店がありました。

麻婆麺専門店 神鳴りて鸞は舞うという、
鸞（らん）という漢字を読めないけど
なんとも厨二心を燻る印象的な店名。

麻婆麺専門店とあったので、
何があるかは分かったのですが、
この独特なネーミングに惹かれて
思わず足を向けてしまいました。

店構えは黒を基調としたシックな外観で、
落ち着いた雰囲気の店舗でした。

扉を開けて中に入ると、
外観同様に黒をベースにした
店内デザインが統一感を演出しており、
なかなかシャレオツでした。

メニューを見ると、やはり麻婆麺が
看板メニューのようで、様々な
バリエーションがありました。

辛さも選べるということで、
今回は無難に1辛を選択。

そして目に留まったのが
チーズ入り麻婆豆腐汁無し冷やし麺。

麻婆豆腐とチーズという
組み合わせに少し驚きつつも
注文することにしたのですが
ライスも追加注文したのは当然。

で、運ばれてきた料理を見て、
まず驚いたのが食器でした。

丼には店名である
神鳴りて鸞は舞うが金色で書かれ
細部へのこだわりが感じられます。

肝心の麺は少し冷やした状態で、
その上にはやや熱めの麻婆豆腐、
そしてチーズがトッピング。

自家製麺ということでしたが、
やや太めでコシのしっかりした麺、
麻婆豆腐の濃厚な味に負けることなく
存在感を主張していました。

一口食べてみると、これが
予想以上に美味しかったです。

チーズが麻婆豆腐と麺によく絡み、
全体の味をうまく引き出してました。

チーズと麻婆豆腐って合うのか？
と半信半疑でしたが、実際に食べると
食感といい味も素晴らしいもの。

途中でライスを投入しましたが、
相性が悪いハズがありません。

麻婆豆腐とライスは鉄板ですし、
チーズのまろやかさと麺の食感が加わり
より満足度の高い一品でした。

麺の中大盛（1.5倍）が無料だったので
ライスも付けると中々のボリュームで
当然ながらお腹いっぱいですよ。

取引先へ行く途中といえ
会社の近くではあったので
しばらくリピートですね。

こだわりと品質

既製品の器で済ませず
わざわざ店名を金色で記した
オリジナルの器。

そして、麻婆豆腐の濃厚な味に
負けることないよう市販の麺を使わず
やや太めのしっかりした自家製麺。

お昼へ行ったときには
満席だったのはこうした品質や
味のこだわりが成すものなのかな
…と感じた次第ではあります。

こうしたことは金の世界でも
非常に重要なポイントではあります。

というのも、初めてインゴットや
金貨などの現物商品を選ぶ際、つい
価格や手数料の安さに目を奪われがちですが、
本当に大切なのは品質であるため。

確かに運用する上でコストは
重要ですが、それだけで判断すると、
品質の低い商品を掴んでしまう
リスクがあるのです。

インゴットの純度には
フォーナイン（99.99%）という品質基準が
世界共通で確立されています。

ただ、このフォーナインは
限りなく不純物が含まれないように
精製しないといけないため、それなりに
技術力が必要となってくるもの。

単純に金を溶かしてから
型に流し込んで冷やすだけの作業で
高品質なインゴットを作ることは
叶わない代物なのです。

そのため、そうした品質を確保する
基準としてLBMA（ロンドン貴金属市場協会）に
認められたものはグッドデリバリーバーとして
認定される制度が世界にはあります。

国内でも（一社）日本金地金流通協会や
大阪取引所が認める企業のインゴットなど
第三者機関が認めるブランドでないと
粗悪品を掴まされる可能性があるのです。

長期運用が前提の現物資産だからこそ
間違った商品を手にしないためには
”製造している地金商から手に入れる”
…これに尽きます。

最近は海外製のインゴットの
売却規制が高まっているせいか、
安さを理由に販売している業者も
増えているとのことです。

製造されて何もされずに
そのまま来たものかもしれませんが
日本で運用するなら日本の地金商の
ブランドを持つのがオススメ。

そして、その地金商が
直接運営しているお店で買うのが
間違いない買い方ではありますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(8/16)の貴金属価格（9:30価格）】
　ゴールド：17,465円/g（-42）
　プラチナ：7,064円/g（-76）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます（平日のみ）

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