3209 Gold
石破総理が参院選公約として
国民一律2万円給付を表明。
お金をもらえるってことで
素直に嬉しいことではありますが
この政策に素直に喜べないのは
多くの人がお持っていること。
というのもこの給付に関して
総理は税収上振れ分を財源とし、
赤字国債に頼らないとのこと。
とはいえ税収の上振れ分は
経済情勢の急変などによって、
枯渇するリスクがあるもの。
また物価高対策でもあると
話していました2万円では
効果は極めて限定的。
毎月毎年など定期的に
くばるのであればまだしも
今のインフレ状況からすると
焼け石に水な状況。
過去にコロナ対策給付が
配られたことがありましたが
一時的な家計支援効果はあったけど
経済に影響するほどのこともなく
意図と反している気はします。
本当に国民の生活を守り、
将来への不安を解消するなら、
もっと革新的な施策が必要かと。
アメリカではトランプ大統領が
新生児にお金を渡す代わりに
米株指数連動ファンドで運用する
トランプ口座たる政策が
案として出ているようです。
こっちの方がまだ面白みもあり
将来への増資も期待できる気も…。
いっそのことお金ではなく
少量の金でも配った方が
いいのでは？と思った次第。
まぁ作れるお金と違って
ゴールドは作れないのでそれは
無理な話なのでしょうが（笑）
そんなこともあって
参院選を控えた目先の票取り政策に
どうしても見えてしまうもの。
それよりも長期解決できてない
課題への政策予算に充てるなどした方が
よっぽどいいのではないでしょうかね。
2万円台の時代が来るのか？
2万円の支給とのことですが
先日ゴールドを買われたお客様に
こんな質問をされました。
”金価格は近い内に2万円台に
届きそうでしょうか？”
先日6月16日に金小売価格が
最高値である17,678円/gを記録。
2000年当時は約1,000円/g台の
金価格が25年で約17倍まで上昇し、
最近の上がり方は異常さも感じるけど
このままだと2万円台の手に届きそう
…そんな感じはします。
具体的な数字は難しいけど
10年以上の長期的展望でいえば
今後も上昇し続ける可能性は高く
2万円到達は全然あり得る話。
皆様も思っているでしょうが
決して非現実的な数字では
無いのかな…とは思います。
確かに現在問題となっている
ウクライナ危機やイスラエルの件、
米中貿易摩擦や関税問題が落ち着けば
下落する可能性もあるでしょう。
日本国内に限って言えば、
2021年頃のドル円為替ぐらいに
円高が進めば円建て金相場が
暴落するかもしれません。
ただ、現状から言うと
海外で起こってる地政学リスクが
収束へと向かう見込みは薄いし、
日本円もこれから円高になるとは
なかなか思えないところ。
短期的にみても大きな上昇の
可能性はあったとしても
暴落することはないかな…と。
この数年での上がり方を見ると
一旦暴落しそうなチャートには
見えてしまうところではありますが
金価格の構成要素からするとあまり
そうは感じないところ。
なんにせよゴールドの本質的価値は
リスクヘッジで長期運用なので
買える時に買っておいて放置する
…といった気構えでいいかと思います。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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