3297 Gold
先日、お客様から
ウィーン金貨入りの時計について
買取の見積もりを依頼されました。
金貨入りの時計ってなると
私も過去にメルカリで購入して、
薄くスライスされていたという
苦い思い出があります。
このブログをご覧になると
分かりますが、メルカリで
メイプルリーフ金貨が埋め込まれた
腕時計を購入したんです。
で、1/10ozの刻印があるけど
やけに軽い時計だなぁと思い
分解してみたところ金貨が
とんでもない状態でした。
腕時計ってことは構造上
どうしても秒針・短針・長針と
3つの針がどうしても必要。
で、ムーブメントに連動して
動かす必要があるので、
金貨には穴が空くのは必須。
ということは穴が空いた分、
絶対重量は少なくなるハズで
それぐらいかと思ってました。
しかし、分解してみると
入っていた金貨はなんと
薄くスライスされた金貨。
金貨を取り出してみて
重量を計るとだいたい1.2gと
半分にも満たないものでした。
そんなエピソードがあったので
今回預かった時計ももしかすると…
なんて頭をよぎりました。
だったのですが今回
お預かりした時計を見て
ちょっと安心しました。
というのも確かに真ん中には
針を通すための穴はあれど
コインは裏蓋まで貫通。
薄くスライスされてなかったので
私が持っていた金貨時計とは
ワケが違ったということ。
どうやら30年ほど前に
買われていたようでして、
今回手放すことを検討。
時計が動かなくなったので
修理しようとしたところどうやら
修理不可とのことでそれなら売ろう…
ということだったようです。
価値ある時計として…
今回お預かりした時計を見て
金という素材の持つ価値の安定性を
改めて感じましたね。
30年前に購入されたこの時計、
確かに時計としての機能は
失われてしまいました。
しかし、中に入っている
ウィーン金貨の価値はむしろ
かなり上がっていました。
30年前の1995年頃の金価格は
1300円/g程度だったのですが、
それが現在では10倍以上の相場。
時計は皮肉にもほぼ無価値でも
金貨は価値が大幅に向上してしまった
っということでした。
時計がまだROLEXなど
高級ブランドでレアものなど
付加価値なら良かったんですがね。
なかなか30年が経過しても
価値が維持・向上する物って
ないかと思います。
30年間株価が上がり続けた
銘柄なんてほぼないでしょうし、
お金もデザインが一新されたり
為替も10倍ぐらい変わったかというと
そんなことはありませんし…。
そうなると30年で10倍以上も
価値が高まったゴールドって
本当に凄い資産だと思うのです。
ではなぜゴールドがこのように
大きく価値を落とすことなく、むしろ
価値が上がっているのかというと
需要が他の物に比べて高いため。
金貨のような投資需要があれば
時計や宝飾品に使われる需要もあり
資産としてリスクヘッジの一面も持つ
様々な視点から必要とされる商品。
特に最近のように世界情勢が不安定で、
インフレが進行している時期には、
金の存在感がより一層高まります。
数千年にわたって価値を
認められ続けてきた実績があるため、
通貨価値が下がっても、ゴールドの価値は
比較的安定しています。
だからこそ、ポートフォリオの
一部に実績がめちゃくちゃ長いゴールドを
組み入れることには意味があるのです。
資産用に限らず、時計に
宝飾品と色んなところで
金製品を持っておく。
これもひとつのリスクヘッジに
なるのではないでしょうか。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you.
【本日(9/17)の貴金属価格(9:30価格)】
ゴールド:19,198円/g(-67)
プラチナ:7,353円/g(-141)
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)
無料見積もり
ナカオカのLINE@登録し、
画像を送付頂ければ、
来店不要でお見積もりできます↓↓
メルマガ登録フォーム
登録は以下の画像をクリック↓↓
住所:広島市中区堀川町5-10(金座街)
TEL:082-246-7788
営業時間:10時~19時(水曜定休日)
HP:https://nakaoka-inc.com/