兵士がソルジャー（soldier）と言われる理由

673 Gold

いよいよ今年も半分終わり
7月に入ってしまいました

暑いのが苦手な僕にとっては
冷たいモノを食べたり飲んだり
エアコンをガンガンきかせたりと
いろいろと身体が弱まる季節

暑い時期だからこそ
反発せずに程よい環境で
過ごさないといけないようです

そんな7月ですがこの時期は
季節外れの意外なあるモノが
良く売れるんです

それがランドセル

ランドセルはご存知小学生が
背負う例のごっついカバン

10年ほど前までは入学式前の
1月～3月に高需要を占めてたけど
ここ数年は7月によく売れる
まさに季節外れなカバン

なぜ7月に多いのかというと
ランドセルは少量生産であり、
メーカーが特典や割引を付け
早期販売化してしまうから

そして、もうひとつの
理由というのが購入層

ランドセルの購入者はほとんどが
祖父母にあたる高齢者が対象

一年のサイクルで4月以降に
一番早く祖父母に会う
タイミングが夏休み
というワケなんです

ちなみにこのランドセルは
去年イタリアやフランスでも
ちょっと人気にありましたが
これはもともと日本陸軍が
使っていたカバンなんです

そのため、ランドセルは
今でこそ「school bag」ですが
「japanese soldier bag」と
訳されたこともありました

兵士の給料に使われた金貨

soldier（ソルジャー）という
英単語の意味としては
兵士や軍人ですが実は
金（ゴールド）も由来に
絡んでいる単語なんです

4世紀のローマでの話

今なお金の産出量が多い
アフリカを領土としていた
ローマ帝国は当時採掘した金を
大量に金貨として発行し
貨幣扱いに使いました

その名もソリドゥス金貨

しかし、徐々に領土を広げた
ローマ帝国も徐々に隣国から
難民が押し寄せてきました

国土の大きな土地で流入を防ぐには
自国だけの兵士では足りず
他にも兵士を雇うことにより
国を守る必要がありました

で、そんな兵士を雇うために
給料と題して支給されたのが
塩とソリドゥス金貨

そして、塩のSoltと
ソリドゥス金貨のSolidusが
兵士のSoldier（ソルジャー）に
由来した言葉と言われてます

塩よりもソリドゥス金貨の方が
由来の可能性としては濃厚であり
まさにソルジャー（兵士）は

ソリドゥス金貨を
もらうために戦う者

という意味だったのです

ソリドゥス金貨のその後

このソリドゥス金貨は
11世紀後半まで長く使われ
「中世のドル」と言われるほど
広く流通した硬貨でもある金貨

しかし、国の衰退と共に
アフリカから供給される
金（ゴールド）の量も減少

貨幣として使われるけども
材料の金の産出量が減り
徐々に純度の低い偽物が
出回るようになりました

貨幣として金が使われると
国の衰退により景気も悪化し
このように材料の質が
下がっていくわけなのです

金貨の質の悪化に伴って
貨幣価値が下がってしまい
物価が上昇してしまう

なんだか数年前のバブル崩壊にも
似たようなことではありますが
兵士に配られた金が原因で
ローマ帝国は崩壊したとも
言われているんです

今は貨幣に金（ゴールド）が
使われていませんがその昔
ほとんどの国では金貨が
流通していました

それは･･･
限られた資源である金が
貨幣以上に価値のあるモノ
と、判断した結果なのです

もちろん何かモノを
購入するってなるとお金が
必要となってきます

しかし、お金の価値が
なくなったときにこそ
この金（ゴールド）が
本領発揮の出番なのです

お金制度の崩壊は
そう簡単に起きないし
どこの国でも発生する
ワケではありません

ただ、何かが起きたときに
金（ゴールド）を持つのは
リスク対策として安全な方法と
言えるのではないでしょうか

なんてったって
時と場合によっては
お金より価値があるモノ
ですからね

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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