2021年8月度の金・プラチナ価格総括

1823 Gold

早いものでして8月も
終わりを迎えました。

この8月はっていうと
新型コロナウィルスよりも
オリンピックや豪雨災害の方が
記憶に残っています。

私に限ってですが3年前の
豪雨災害のようなことは
なかったもの全国的には
それ以上に被災した箇所も…。

オリンピックからの被災、
そして新型コロナウィルスと
そんな流れの8月でした。

世界的にみてみると
アメリカでは株価更新、
経済指標も順調になったり
よいニュースもありました。

その影響もあってか
貴金属全般の価格も前月より
下がった傾向となり、店頭では
買いのお客様が多かったです。

なんて思っていたらで
アフガニスタンから米軍撤退など
久しぶりの地政学リスクも…。

撤退だけならばまだしも
爆破事件も起きたことにより
アメリカを怒らせることに。

バイデン大統領の支持率が
下がったことによる金融政策への
影響が金価格に最も左右されるので
タイムリーに変わるアフガン情勢は
なかなか目が離せないところ。

そして、更に8月末には
重要なマーケットイベントである
ジャクソンホール中央銀行会議。

兼ねてからいつになるのか
ウヤムヤなまま延びてきた
テーパリングに関する事項が
話に挙がってきました。

テーパリングによる金利の
変動は金の世界にとって
一番重要な要素となるので
この夏での注目イベントでした。

8月はお盆休みもあり
稼働日が少ない月でしたが
なんだろう…個人的には
とても濃厚な1か月。

いつも以上にイベントが
多かった8月となりましたね。

動きの激しかった8月

で、夏のイベントとして
特に今年は注目を集めた
ジャクソンホール中央銀行会議。

そこで気になっていたのが
テーパリング（金融政策緩和）を
いつ開始するのか？というもの。

経済指標や情勢によって
判断される金融政策ですが
コロナ禍の度重なる影響により、
当面緩和されませんでした。

これまでも何度か発言の
機会はあれど有耶無耶にされ
時期の明確な発表はなし。

年内に開始される予想が
誰しも持っていた状況もあって
今回の会議で注目はされてました。

…が、結局のところ
年内でテーパリング開始は
断言されず条件次第では行う
という程度で終わりました。

8月は雇用統計の結果で
金とプラチナ共に売られたことで
価格が大きく下がりました。

そして、月末に行われた
ジャクソンホール中央銀行会議では
売られたものの、逆の買い動きで
下がった値段が戻ることとなりました。

そんなワケで月初めは下がり
月末に掛けて上がっていく
値動きを見せた8月でした。

この値動きに関しては
金（ゴールド）は上がったものの
プラチナに関しては逆に
月末に下がっていく動き。

経済指標の低迷や伸びの低さ、
新型コロナウイルス感染拡大に
半導体不足で某大手自動車会社が
生産台数を減産するなどプラチナに
あまり良くない要因が多く発生。

テーパリング示唆の影響は
ほとんどなく世界経済の動きが
反映される結果となりました。

そんなこんなで動きの
激しい8月でしたが何だか
個人的でも述べたように
浮き沈みのある1ヵ月でしたね。

テーパリングに関しては
現状あまり詰めれることも
なさそうなのでこれは静観。

今後は経済指標や金利、
そしてアフガニスタン情勢で
影響を受けたバイデン大統領の
支持率と今後の動きってとこに
焦点が当たりそうです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

【本日(9/2)の貴金属価格】
　ゴールド：7,121円/g（+6）
　プラチナ：4,006円/g（-60）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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