765 Gold
先日ナカオカに
美術品収集が趣味という
お客様がご来店されました
その方は絵画であったり
骨董品を集めるのが趣味で
家にはたくさんあって
時にはテレビ局から取材の
オファーがあるほどの量
そして、その方は年齢を重ねたため
そろそろ相続を考えた資産を
残すことを意識するようになった
ということでご来店されました
…で、そんな相続問題で
伺った話に出てきたのが家に
保管されているという
これまでに集めてきた美術品
購入したときに何百万円した
絵画や工芸品かもしれないけど
相続や贈与における価値としては
何分の一にもなってしまいます。
下手すると100万円したモノも
数千円にしか評価されないような
美術品もあるということでした
相続における評価額というのは
銀行や税理士、税務署が
その手の専門家に依頼して
価値というのを出します
つまり、きちんと目利きのできる
専門家でないと本来価値あるモノも
ガクっと下がってしまうことも
充分にありえるのです
ということで次世代への
相続のためにも今ニュースや
新聞、雑誌で出ている
金を残しておこうか
…そんな相談でした
評価額が一定な資産
見ようによっては
また持ちようによっては
思ってもいないような
価値を出す美術品
マニアやオタクによって
その価値も様々で購入時よりも
値段的に上回ることもあるけど
実際に相続の時っていうと
そんなことほぼありません
その理由は
価格基準がない
価値ある素材でできていれば
それがお金という数字に
換算されるかもしれません
しかし、ほとんどの
美術品や工芸品にはその
素材価値というのは皆無です
ほとんどが時間により
朽ちていたりそもそも
使われている材料が
どこでもあるようなモノ
ばかりであるため
いくら著名な作家が
作ったものであっても
需要やニーズから導き出した
価値というのは理論的に
説明するのは困難です
そして何よりも
相続や贈与で美術品を
受け継いでも全員が全員
喜んで引き継ぐかというと
実際、この度ご来店された方も
相続予定の方に対して…
この美術品は相続でお前のモノになるんだぞ!
と言ったところ…
興味ないから別に…
なんて言われたのです
といったように評価的な
観点だけでなく相続として、更に
次世代にウケが良いかと言われると
一概にそうとは言えない美術品
誰にでも喜ばれて、その上
価値基準が設定された資産を
残すのであれば金(ゴールド)が
ベストなのです
美術品はあくまで個人的な
趣味であって相続や贈与には
不向きであることを
再度認識した接客でした
ま、これらの美術品が
全て金製であればまだ
良かったんですけどね
…ということで
僕の師匠から教わった
恒例の金の決まり文句で締めます
皿は割れる
絵画は燃える
妻は去る
金は残る
本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you.
【本日(10/5)の貴金属価格】
ゴールド:4,787円/g(-19)
プラチナ:3,365円/g(-13)
※田中貴金属公表の税込小売価格
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