2020年3月度の金・プラチナ価格総括

1313 Gold

さて、新型コロナで
荒れに荒れまくった金相場。

特に3月初旬から中旬にかけて
価格の変動幅が大きい日が続き、
毎日ドタバタしてました…。

通常こういった有事が起こると
安全資産である（ゴールド）は
上昇一方通行なのですが、
実際にはそういうこともなく…。

12年前に起きた
リーマンショックのときも
相場は荒れましたが今回も同様、
いや…それ以上の酷さです。

リーマンショックのとき私は
システムエンジニアとして
トヨタの下請企業で働いており
もろに影響を受けました。

仕事がなくなり自宅待機…
給料も減額となったり…
コストが厳しくなったり…

ただ、現在発生している
新型コロナウイルス感染は
金融的な問題だけでないため、
多方面に影響が及んでます。

人命に関わるので、
製造などのラインが止まり
小売店では人が働けなくなり、
外出も控えるようになったり。

そんな感じで経済が回らないと
お金の巡りも止まってしまうので
消費自体もなくなります。

もともと2020年は
東京五輪が終わったあとから
景気は悪くなると言われてた年。

何かしらの有事が起こると
数年前から言われてましたが、
まさかのウイルスパニックとは
誰もが本当に想像できなかった
のではないでしょうか。

変動の激しい3月

3月初旬までは新型コロナの
影響により各地で色々な
入出国制限等が入ったことで
不安感と同時に価格も上昇。

金に限らずプラチナも
同様に先月から続いた高値を
維持している状態でした。

しかし、世界中で起きた
株価の暴落で安全資産に
回していた金を投資に変えるべく
売り注文が殺到したことで、
値段が一気に落ちました。

その後は新型コロナウイルスの
影響が長期化する兆候が見られ
株価も更に下がるのでは…
という見解で金の売りも落ち着き
3月初旬くらいの価格に戻りました。

浮き沈みの激しい月だったので
弊社での店頭取引も
購入量と売却量のどちらも多い
本当にドタバタした1か月でした。

そんな金価格とは異なり
マテリアル扱いのプラチナは
リーマンショックが起きた
2008年ぶりの底値を記録。

この久しぶりの底値で
プラチナ地金・コインの
購入が一時殺到しました。

田中貴金属もプラチナコインは
今のところ在庫がないために
販売を中断しております。

他の地金商はコインだけでなく
バーも中断しているようですが
今のところバーでしたら
提供できている状況です。

投資よりも自動車であったり
工業媒体のマテリアルとして
需要が高いプラチナ。

景気回復に比例して
値段も元に戻るとは思いますが
現状は何とも言えませんね…。

私が2013年にナカオカに
入社したときはプラチナ価格が
5,000円/g台で金よりも高い頃。

そのころに何枚か
プラチナコインを買ったのですが
まさかここまで安くなると思わず
かなりのショックです…。

さて、日本も重い腰をあげ
ようやく緊急事態宣言を
行うこととなりました。

7つの都市が対象となり
ナオオカがある広島は対象外ですが
特約店の田中貴金属は東京なので
当然ながら対象です。

ロックダウンとまでは
今のところ予定されてませんが
地金売買の取引が中断とかに
ならないのを祈るばかりです。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(4/7)の貴金属価格】
　ゴールド：6,449円/g（+164）
　プラチナ：2,978円/g（+65）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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