2651 Gold
ドル建て金相場が先日
最高値を更新しました。
今回更新するまでは
2020年8月の2067ドル/oz。
それを先日の最高値では
2100ドル/ozを超えて
大台を突破した値動き。
毎朝起きたときの
ルーティンでドル建て相場を
チェックしてはいるのですが
確かに凄い上がりようでした。
ちなみにKITCOという
アプリを使ってチェックしますが
これが一番使いやすいです。
12月に入ってからは
ドル円為替が落ち着いたものの
ドル建ての高騰によって
円建て金相場も最高値更新。
12/4には10,928円/gと
11,000円を直前にまで
近づいた価格となりました。
円建ても高くなるんだろう
なんて思いながら出社して
田中貴金属の価格を見たのですが
案の定といったところでしたね。
ただ、急騰したのは
日本時間の朝方だったので
それからは利益確定組による
売却のせいかずるずる下降。
翌日には2040ドル/oz付近で
落ち着いたこともありまして
円建ての金相場も翌日12/5には
274円/gと一気に値段が落ちました。
ただ、値段が落ちたとはいえ
その後も同じペースで下がったかというと
そんなことはなく、未だ高値圏内を
維持したペースではあります。
↑KITCOより抜粋（12/4のドル建てチャート）
この数年は本当にこのように
一気に上がっては落ちるという
動きが繰り返されてきました。
ただ、上がるものの落ちる方は
さほど大きな動きはないものでして
徐々に金価格の底値が上がってる
という状況にあります。
そうしたこともあってか
Facebookで相場情報をUPすると
もっと上がるか？
持ってた方がいいか？
そんなコメントをいただきました。
もっと上がるのであれば
買っておきたくもなるでしょうし
ひょっとしたら下がる可能性も
ゼロではありません。
色んな変動要因が絡む
ゴールドって本当に未来を
読むのが難しいところです。
困ったらドル建てで判断
日本国内で現物取引となると
基本的には円建て相場に沿って
値段が決まります。
この円建て相場というのは
ドル建てによる海外相場と
ドル円為替の積算で決まります。
なので海外での金市場と
為替の影響を受けるということ。
海外から輸入するので
為替が影響するのですが
そもそもの金価格は市場相場で
決まるということです。
ということならば
ゴールドそのものの値段は
その市場価格で判断する
というのがあるべき姿。
もちろん為替も重要ですが
これは金価格直接的な影響なく
あくまで日本に入ってくるから
関係してくる要因です。
確かに日本で売買する以上
円建て相場で判断するのは筋。
なので、もしも円建て相場で
売買を決める判断が難しいならば
ドル建てで決めるのも手。
先ほどお伝えしたように
ゴールドそのものはドル建ての
市場で売買されてるからです。
為替というのはもちろん
その国の経済情勢によって
変動するのが一因です。
ただ、そもそも通貨は
国が発行してることもって
最悪ですが発行国の操作で
価値がどうにでもなってしまう
…ということもあり得ます。
そう考えると為替を
考慮しすぎるのも
どうかと思うのです。
円建てで判断が難しければ
ドル建てで考えてみる。
そういう考え方も
悪くはないと思います。
先日の円建て最高値更新は
冒頭でお伝えしたように
ドル建て高値更新による影響なので
円建てでもドル建てでも今は高いから
ちょっと買うタイミングではないかと。
長い付き合いで考えるなら
今後も上がる可能性があるので
買う選択も悪くないのですが
最高値で買いたくないというなら
少し待つのもアリではないでしょうか。
…なんて言ってたら先日
急な円高によって円建て金相場が
ガクッと落ちる事態になりました。
こういう急な変動があるのも
信用リスクのある通貨ならではの
怖いところではありますね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(12/10)の貴金属価格】
ゴールド：10,338円/g（+0）
プラチナ：4,824円/g（+0）
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