2023年11月度の金・プラチナ価格総括

投稿日:

2665 Gold

 

例年行われる今年の一文字漢字が
先日発表されました。

実はこれ予想するのが得意で
結構当たったりするのですが
今年の一文字漢字は「税」。

 

私はサラリーマンではなく
経営者として会社にいるので
売上管理だけでなく、経費や
税金など日々の数字をチェック。

その中でも今年一番
インパクトがあったのが
インボイス制度でした。

この制度導入によって
弊社だけでなく、日本国内の
多くの企業が巻き込まれました。

 

そのため、インボイスで
対応を追われたこともあって
税金の税かなぁと思った次第。

先日の14日に決定した
税制改正大綱では定額減税、
児童手当の拡充などが織り込まれ
来年は新NISAも予定。

何かと税金に関する話題が
絶えない1年だったなぁと思って
予想したらその通りとなりました。

 

一昨年は”金”、昨年は”戦”、
どちらも2023年に該当する
一文字ではあったのですが
さすがに連続はないかな…と。

あとはインターネット上で
岸田総理のあだ名が増税メガネと
呼ばれているのもありました。

実際に増税はしてないけど
増税したいと思わせる政策に
よって名付けられた名前。

 

もはや岸田総理の容姿に
全く触れられていないので
それはそれで何とも。

ただ、”増税”の名が付くほど
税金に関する政策を検討してきて
今年は何度も話題になりました。

一文字漢字の2位は”暑”、
3位は”戦”だったのですが
やはり1位である”税”ほどの
インパクトは薄かったですね。

 

 

嵐の前の静けさ?!

ということで年の瀬も
押し迫ってますが11月の動向を
振り返ってみたいと思います。

11月は初旬にアメリカで
FOMCが開催されたのですが
予想されていた通り静観。

経済指標に大きな動きはなく
年内は金利維持ということで
ここ最近では動きが控えめ。

 

とはいえこれはあくまで
円建て金相場での動きであって
数字を紐解くとなかなかの動き。

というのもドル建てに関しては
月100ドル/ozの動きがあったものの
為替によって相殺されたため。

 

ドル建て金相場は大台となる
2000ドル/ozのせめぎあいで
ドル円為替に関しては
150円/ドルというライン。

月末にはドル金利利上げが
そろそろ終了するという読みが
市場が拡がりドル建て金相場は上昇。

しかし、円高傾向に動いたことで
円建て金相場を形成するふたつが
中和しあい、国内では大きな
変動とはならなかったのでした。

 

プラチナに関しては
ドル建て相場で900ドル/ozの
大台でのせめぎあい。

900ドル/ozを切ると
投機筋に買われる動きが強まり
中旬以降は円高を跳ね返す動きとなり
綺麗なV字を見せる相場となりました。

 

ゴールドのドル建てラインは
2000ドル/ozまで上がり、
その一方でプラチナは900ドル/oz。

プラチナは今後のアメリカの
経済指標やドル為替次第では
投機筋による売買ラインが
1000ドル/ozまでは上がる気も。

 

プラチナは円建て相場だと
5000円/gを切ったり上がったりを
この数か月は繰り返してます。

よく買い時はどれぐらいかな?
なんて聞かれるのですが、
今は為替が読みにくい以上
ドル建ての投機筋の動きを真似る
これがいいような気はしますね。

ってなると円建てで考えず
ドル建てで900ドル/ozを切ったら
タイミングとしてはいいのかと。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(12/24)の貴金属価格】
 ゴールド:10,393円/g(+0)
 プラチナ:4.999円/g(+0)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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