3119 Gold
暖かくなったと思えば
急に寒くなり、近くの山の上は
雪が降ったのか白くなってました。
そんな春の訪れを告げる
三寒四温ですけれども、これは
寒い日が3日、 暖かい日が4日を
繰り返す自然のリズム。
この度の冬はそういった
三寒四温を特に感じたことが
多かったように思えました。
前進と停滞を繰り返しながら、
徐々に季節が移り変わっていく
この三寒四温は四季がある
日本ならではの言葉。
昔からこの言葉は使われ、
季節の変わり目として農作業の目安、
体調管理に使われてたと言われてます。
三寒四温という自然のリズムを
敏感に感じ取り、生活に取り入れて
使われていたのです。
この三寒四温は春が訪れる
前触れとして使われてきましたが
単なる天気の変化ではありません。
春の花といえば桜ですが、
寒さが戻ると開花は進まず、
徐々に進むことで開花時期も長引く、
そんな桜の開花までを楽しむ
言葉としても親しまれました。
冬から春になることで
急激に気温が上昇すると
生態系に様々な影響を与えます。
三寒四温というのはまさに
そういった急激な気温変化に対する
自然のブレーキとも言えるもの。
三寒四温というのは
急激に変動する天候の中にも
たまに見える規則性。
最近は不確実性や不安定
といった言葉が当てはまる
現代社会ではあります。
なかなかこういった
自然を調和する時代というのも
続かないなぁ…なんて感じた次第。
上がり調子の金価格
そんな三寒四温とは対照的に
ここ数年、驚くべきペースで
上昇を続けているゴールド。
2020年に発生したコロナ禍以降、
世界的な経済不安を背景に、
安全資産として注目を集めたのもあり、
過去最高値を更新し続けてきました。
通常であれば、あらゆる資産価格には
調整期間が訪れるものであって、
株式市場でも上昇と下落を不定期に
繰り返すのが一般的ではあります。
不動産価格も同様でして
今はゴールドと同様に価格が
上昇傾向にありますが基本的には
景気循環に合わせ変動します。
しかし金価格に関しては
この三寒四温といったような調整が
ほとんど見られません。
特に2022年から2024年にかけて
金融不安や地政学的リスクの高まり、
インフレ懸念を受けて、一時的に
下落することはあれど、すぐに反発し
強靭な相場展開を見せてます。
こうした価格上昇の背景として
特筆すべき点というのが、
中央銀行による購入の加速。
2023年には世界各国中央銀行が
過去最大規模の金を購入し、
2024年もこの動きは継続。
通常であれば、これだけの
大量購入があれば市場は飽和し、
価格調整が起きるはずですが、
ゴールドに関してはそういったことが
起こりにくい商品ではあります。
各国中央銀行は自国通貨以外に
外貨で準備を行っているのですが
この数年でゴールドの比率を
徐々に引き上げているのです。
中央銀行は基本的に買っても
すぐに売らず、自国に何かあって
資産が足りないなどの状況に
売るという動きになります。
これまでは原油価格や
ドル指数や実質金利、インフレ率等
相関関係のある情報がありました。
しかし、こうした関係性も
薄れつつあります。
来店されたお客様からは
”金価格って暴落しないかね?”
と聞かれることがあります。
短期間ではもしかすると
暴落の可能性も否めませんが
長期でみると上昇余地は
まだまだ大きいもの。
自然界の三寒四温とは異なり、
金市場での「寒さ」というのは
全くなさそうではありますね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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